猫の抜歯は後悔する?どんな目的で行うのか、メリットなども解説!

猫は虫歯にはほとんどなりませんが、口腔内のトラブルが多いことをご存じでしょうか。

治療のために抜歯をすることもあります。

抜歯するとフードは食べられるのか、生活に影響はないのかなど心配になってしまいますね。

猫の抜歯で後悔することや、どのような場合に抜歯が行われるのか、メリットなどをくわしく解説していきます。

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猫の抜歯の目的

猫の抜歯をするのは治療を目的とすることがほとんどです。

猫も歯周病になります。

歯周病はひどくなると、内蔵へ影響を与えてしまい、病気につながることがあります。
特に腎不全のリスクが高くなるようです。

病気を予防するために抜歯することがあります。

猫の口内炎は1度発症してしまうと、完治が難しく、難治性口内炎といわれます。

口腔内からのどにまで炎症が起こり、かなり強い痛みがあるようです。

ステロイド投薬での治療で症状が落ち着かないときは、全抜歯が効果的といわれています。

歯石が溜まってしまうと、さまざまなトラブルにつながるので定期的にチェックしましょう。歯石除去や投薬でも治らないときは、抜歯による治療が高い効果を得られます。

しかし抜歯をするのは飼い主としても不安になります。

麻酔をしても少しのあいだ痛いかもしれません。

早めに気づいてあげられるように時々口腔チェックができるといいですね。

口腔内のトラブルは口臭がきつくなることで気が付くことが多いです。

口臭が気になり始めたら、歯肉の色を確認してみて、口内炎が出来ていないかチェックしましょう。

猫の抜歯で後悔する?メリットとデメリット

猫の抜歯をすることでメリットもあります。

食事については、全抜歯となっても変わりなく食べることができます。

猫はもともとフードを丸のみしているので、歯がなくなったとしてもフードを食べることができます。

口腔内にトラブルがあり痛みで食べられなかった子は、抜歯による治療が進むことで食欲が増すこともあります。

歯周病を治療することで、そのほかの大きな病気の予防につながります。

歯周病から悪い菌が体内に入ることで腎不全などのリスクが高くなるのです。

抜歯をして、病気の治療が進めば口臭もかなり軽減します。

スキンシップやお世話をする時に口臭がきついとつらいですよね。

もちろんデメリットもあります。

猫の抜歯は全身麻酔です。

全身麻酔は安全に呼吸等も管理されますが、リスクが0ではありません。

命にかかわる危険もあるので、高齢猫や持病がある猫は抜歯ができません。

費用が高いこともデメリットといえるでしょう。

抜歯費用の平均は5万円から10万円ほどです。

検査やお薬代もかかるのでかなりの出費となります。

食事は変わらず食べられるのですが、ドライフードをいやがることもあります。

以前からしっかり噛んでいた子や、抜歯後痛みが続いた場合は固いフードでは食べなくなるようです。

ウェットタイプは少し価格が高いものが多いので、食事代が高くなることもあります。

治療のために抜歯をすることは、元気になればもちろん猫のためにも良いことです。

痛みが強く、フードも食べられないことを思うとぜひ治療してあげたいですね。

しかし麻酔は猫の体に負担が大きく、抜歯後痛がることもあります。

後悔しないためにも本当に抜歯は必要か主治医としっかり相談してくださいね。

猫の抜歯をして後悔したこと

猫の抜歯をして後悔したこととして多い意見をいくつかご紹介します。

・ドライフードがたべられなくなった。
・術後興奮状態が続いてみているのがつらかった。
・全身麻酔で健康被害があった。

お気に入りのフードが食べられなくなってかわいそうなことをしたかもと後悔する方もいらっしゃいました。

麻酔の影響で興奮状態であったり、ふらついたり、ぼんやりした様子に不安になる方もいます。

麻酔は必要ですが、命にかかわるリスクもあります。

そのため高齢猫や持病がある子は手術自体受けることができず、もっと若いうちに抜歯しておけばよかったという後悔もありました。

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猫の抜歯を後悔することがある?【まとめ】

猫の抜歯についてメリットもデメリットもあり、後悔した方もいるようですね。

しかしかわいそうだからと治療しないことも、痛みが強い場合は猫にとってはつらいです。

抜歯は本当に必要か、ほかの治療法を試してから決めてもいいかもしれません。

もちろん年齢的なタイムリミットが近い場合は早期決断を迫られることもありますが、不安なことはとことん主治医に確認しましょう。

抜歯により回復することが多いですが、不安があるのにいわれるがまま治療することがないよう、セカンドオピニオンも時には必要かもしれません。

猫のためになるよう、病気になってしまったときは適切な治療を選んであげられるといいですね。