保護猫の夜泣きが激しい!「アォーン」と鳴くのは無視しても良いの?

野良猫を保護したんだけど…夜中に泣くんです…「アォーン!アォーン!」って…どうしたらいいの?。

わかります、淋しそうな悲しそうな「アォーン」ですよね…。

我が家でも野良猫を保護したときに経験をしました…激しい夜泣きは保護猫も保護した側も辛いですよね…。

でも、わかってあげてください。保護猫ちゃんも泣きたくて鳴いているのではありません。

泣きたい理由があるのです。

その理由を!【保護猫はなぜ夜泣きをするの?激しいアォーン?】について、12匹の野良猫を保護した我が家の経験から、実際に行った対策などを交えて書いていきたいと思います。

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保護猫の夜泣きが激しいのはなぜ?

まずは、《猫は夜中に行動をする!》というのは、間違いです。

間違いでは無いのですけど、猫も夜中は寝ます、寝れる状況であれば寝たいのです。

ただ、猫は夜中の暗闇でも《良く見える目を持っている!》ので、夜中でもスイスイと行動が出来るということです。

特に野良猫達は、夜中に活動するネズミなどを捕食しなくてはいけないので、夜中に行動をしているのではないでしょうか?

では、なぜ《夜泣きするの?》

泣いているのは本当に夜中だけでしょうか?

飼い主さまが、夜中も電気をつけて起きているときも夜泣きしていますか?

昼間、飼い主さまの不在中に、激しい声で泣いていませんか?

もし鳴いているのであれば、それは、保護猫から野良猫達や母猫への‟SOS”の発信だと思います…。
(だからといって直ぐに野良猫に戻さないでくださいね…。)

SOSの発信だということは、「危険なところにいる」と思っていますよね、「アォーン!アォーン!」と激しい鳴き声で鳴いて助けを求めるほど、人の家は怖い!

猫からすれば安全な部屋も大きな‟檻”ですし、保護を頑張った飼い主さまも"恐ろしい猫さらい”に見えているはずです。

ですから、まずは「ココは安全だ」と分かってもらうために、無理矢理に手なずけようとはしないでください。

無理矢理にすればするほど激しい拒否反応を起こしかねません。
(食欲不振や下痢、ひどい子は腰をぬかすなど聞いたことがあります。)

保護猫の夜泣きが激しい際の対策・作戦

※あまりグイグイいかない

夜に激しい夜泣きをする保護猫さんは怖がりです。
そこを理解して接してあげましょう。

・あまりグイグイ行かない!無視するぐらいがちょうど良い!
(どういうことか?…そのままです。
猫さんから寄ってくるまでは餌の準備やトイレ掃除以外は控えましょう。)

どうしてもグイグイしたいときには…?チュールなどの貢物作戦がオススメです!
(あげすぎは注意です。一日の容量を確認してくださいね。)

※保護猫が安眠できる環境を用意

・安心できる寝床を用意してあげましょう。
(間違っても飼い主さまの布団の横に並べるのはやめてあげてください!)

・ケージならば半分ほどは布を被せて隠れれるように。
(保護猫さんからすれば、全部被せて!全部隠して!と思っているはずですが…。)

※毛布や猫用布団の置き方の工夫

・ケージや猫さん専用の部屋には大きめの毛布などを畳まずに、間に潜り込み隠れてしまえるように置いてあげましょう。
(ここからがポイントです!新品の毛布や洗濯したての毛布ではなく、飼い主さまが一度でも使用した毛布が良いです。そうです、飼い主さまの"匂い付き毛布!”です。)

・どうしても可愛い猫用布団やベットを使ってもらいたい!という飼い主さまは、タオルやハンカチ・服などの匂いのついた物を一緒に入れて置くとよいです。
そうです、これは、匂い慣れ作戦!です。
(あまりに汚れた物は止めてくださいね…。)

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保護猫の夜泣きが激しい!【まとめ】

・野良猫は人の家を知らないので人の家は大きな檻と同じに見えるはずです。

・猫が夜行性というのは間違い!

・猫も夜泣きしたいわけではない

・激しい鳴き声は恐怖心から。

・アォーン!アォーン!は仲間や親猫を呼ぶSOS。

・飼い主さまの匂い付け作戦!

・慣れるまでは恐怖心で鳴く子や食欲不振、下痢などの体調不良になる子もいます。

我が家でも、激しい唸り声をあげる子もいましたし、威嚇してくる子や、触れた!と思ったら実は硬直しているだけだったということもありました。

野良猫からの保護猫は大変なことが多いです。中にはすんなり人に馴染む子もいますが、数か月・数年とかかる子もいます、そんな子は間違いなく怖がりですから、外の世界では生き残れません。

可愛い保護猫さんの夜泣きが無くなることを祈っています。