わんちゃんの薬の飲ませ方を徹底解説!上手に飲ませるコツとは

お薬はおいしいものではありませんから、飲むのが苦手なわんちゃんも多いはず。

ちゃんと飲ませたつもりなのに、しばらくしたら床に落ちていた、なんて事も。

これから紹介するわんちゃんの薬の飲ませ方は動物病院のスタッフも実際に行っている方法です。

お薬の種類によっては、途中で中断したり、正しい飲ませ方をしないと症状を悪化させる物もあります。

実際に試してみても、投薬が難しいと感じる場合には、自己判断で回数を減らしたり、中断したりせずに獣医師に相談しましょう。

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わんちゃんの薬の飲ませ方

一般的な薬の飲ませ方には、次に紹介する方法があります。

簡単な方法から、ちょっとテクニックが必要なものまで。

愛犬に合った薬の飲ませ方を見つけましょう。

*ごはんに混ぜる薬の飲ませ方

いつものご飯に混ぜて一緒に食べてくれたら、一番簡単ですね。

もし、ドライフードに混ぜても一緒に食べない場合は、ペースト状のウェットフードに混ぜると一緒に食べやすくなります

少量のご飯に混ぜると、食べ残しに薬が残ってしまう心配もありません。

食べきれる少量のご飯に混ぜて与え、全部食べたら残りのご飯をあげるのがポイントです。

*投薬用おやつに包む

薬を包みやすい柔らかい素材や、形状でできた、投薬のためのおやつがあります。 

ウェットフードに混ぜても器用に出してしまうわんちゃんには、しっかり包み込める投薬用おやつがおすすめ。

持病があっておやつに包む事が難しいわんちゃんのために、腎臓病やアレルギーに配慮された投薬用おやつも作られています。

動物病院に取り扱いがあったり、取り寄せ可能な事がありますので、問い合わせてみましょう。

*錠剤なら直接口に入れる

お薬に敏感で食べてくれない場合は、薬を混ぜたウェットフードを上顎に塗る方法があります。

利き手ではない方の手で、犬歯の後ろに親指と人差し指を差し込み上あごを掴みます。

利き手の親指と人差し指で薬を持ち、中指で舌を押して口を開き、舌の真ん中より奥に薬を入れてすぐに口を閉じます。

鼻にフッと息を吹きかけると反射で「ゴックン」としますので、その時に一緒に飲み込みます。

テクニックとコツがいりますので、何度か失敗するかもしれません。

ですが、このやり方ができるようになると、食欲が全くない時でも確実な投薬ができます。

手を噛まれないようにだけは注意して下さい。

*粉薬なら溶かしてスポイトで

粉薬であれば、錠剤と同様にウェットフードに混ぜて上あごに塗る方法があります。

それでも出してしまう場合は少量の水に溶かし、スポイトで口に直接入れる方法があります。

中には、口に入ってきた水に溶かした薬ですら頑なに飲まず、口からダラダラと垂らす強者もいます。

無理せず病院に相談してみよう

ここまで、あの手この手を使ってもお薬が飲めない場合は、獣医師に相談しましょう。

動物病院に相談すると、お薬の形状を変えたり、長く効く注射に切り替える等、わんちゃんに合った方法を提案してもらえます。

時間の許す限り、投薬の時間に動物病院に連れて行って、病院で飲ませてもらう、という方もいます。

対応できるかどうかは病院により異なりますし、休診日は対応できませんので、よく相談しましょう。

*無理やり投薬しない

お薬の度に愛犬とバトルを繰り広げていると、飼い主さんと愛犬との仲が悪くなるばかりか、警戒してご飯を食べなくなってしまう事があります。

無理に口をこじ開けて投薬をしようとすると、お薬の袋を見ただけで逃げ出すようになってしまいます。

*勝手に薬の形状を変えない

錠剤の薬を自己判断で粉状に砕いて投薬してはいけません。

カプセルを開けて中の粉のみを飲ませる等、形状を変えたい場合は必ず獣医師に相談しましょう。

中には、強い苦みのある薬を糖衣で覆っている薬もあり、粉状に中身をむき出しにしてしまうと苦みで泡を吹くわんちゃんもいます。

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わんちゃんの薬の飲ませ方【まとめ】

わんちゃんにはお薬を飲む必要性が理解できませんから、嫌がるのは当然です。

ご飯と思えない物を不用意に口にしないのは、ある意味賢いとも言えるでしょう。

スムーズに投薬するためには様々な工夫が必要です。

ご飯に混ぜて一緒に飲めたら簡単ですが、体調不良によりお薬が処方されている場合には、いつもより食欲が落ちている事もあるでしょう。

そこにおいしくないお薬が混ぜられるのですから、拒否をしても不思議な事ではありません。

投薬グッズや専用のおやつを使っても飲めない等、困った時は動物病院に相談しましょう。