ポメラニアンの毛をカットしないとどうなる?かわいさは保てるの?

ポメラニアンといえば、ふわふわでもこもことした愛くるしい姿を思い浮かべますよね。

カットの種類もたくさんあって、季節に合わせてカットしてあげることもできます。

ポメラニアンにはカットは必要だと思っているのですが、カットはしない方がいい?と思ったこともありました。

そう思ったのも、一度カットに失敗したからなんです。

かわいさを重要視してカットをしていたことが失敗の原因だと思います。

今回は、実際にポメラニアンをカットしないとどうなるのかを考えてみましょう。

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ポメラニアンの毛の特徴

ポメラニアンの毛は、2重構造になっています。

硬い上毛のオーバーコートと、やわらかい下毛のアンダーコートで構成されています。

特に下毛は、主に寒い冬に活躍して体温を保つように短く密集して生えています。

犬は春と秋の、1年に2回の生え変わりの時期をむかえます。

ポメラニアンは特に春に下毛が多く抜け、夏を涼しくすごすための準備に入ります。

春は、ブラッシングなどでこまめにお手入れしてあげることをおすすめします。

比較的抜け毛の多いポメラニアンですが、ある程度の長さになるとそれ以上伸びずに止まるということを知っていますか?

基本的にカットの必要性がない犬種なので、伸びすぎるという心配はありません。

しかし、こまめなブラッシングやトリミングなどで毛玉の除去などもしてあげないと皮膚の炎症を起こしたりと、トラブルになることもあるので注意してくださいね。

ポメラニアンをカットする?カットしない?

ある程度の長さになると伸びない毛質のポメラニアンですが、カットした方がいい?それともカットしない方がいい?

どちらでしょうか。

カットした方がいいと思う理由と、カットしない方がいいと思う理由を考えてみましょう。

ポメラニアンがカットした方がいい3つの理由

ある程度の長さになるとそれ以上伸びないとはいいますが、カットすることでポメラニアンにとっていいことがあります。

体温調節しやすくしてあげることができる

祖先が寒い地方の犬だったこともあり、寒さから体を守るためにやわらかい毛でおおわれている下毛を調整してあげることで体温調節しやすくなります。

カットしてあげることで、夏と冬で毛の量を調整できるので夏は涼しく、冬は暖かく体温調節しやすくなります。

夏にもこもこの柔らかい毛をカットしておくことで、熱中症になったり皮膚が群れて炎症を起こしたりしてしまう心配がなくなります。

抜け毛や毛玉の対策になる

脇の下や耳のうら、おしりまわりなどをお手入れしないとどうなるかを考えてみましょう。

毛がすれて毛玉になりやすい部分なので、毛玉が出来てから取り除こうとしても、ブラシにひっかかって痛い思いをさせてしまいます。

硬い上毛を切ることで抜け毛対策にもなり、柔らかい下毛を切ることで毛玉対策になります。

抜け毛が減れば掃除が楽になり、毛玉が減ればブラッシングで痛い思いをさせることもなくなりますよね。

皮膚の病気の予防になる

カットすることで、皮膚の状態がわかりやすくなります。

自宅でもこまめにブラッシングをしてあげることで、更に皮膚の状態を見てあげることができるようになります。

犬の皮膚は、人間よりも薄くてデリケートです。

カットして皮膚の状態をチェックしてあげることで、皮膚炎などの病気にも早く気づいてあげることができますよ。

薄いピンクの皮膚がよく見えますので、炎症をおこしていることに気づいて早い段階で病院に連れて行って対策できたことがあります。

犬は、痛いともつらいとも言わないので、飼い主がちゃんと気づいてあげることが大切だなぁと思いました。

ポメラニアンがカットしない方がいい3つの理由

次は、カットしない方がポメラニアンにとっていい理由をお話しますね。

毛が伸びなくなってしまう心配がない

ポメラニアンの毛は、一度短くすると生えそろうまでに時間がかかり、成犬でも3年程かかる場合があります。

ライオンカットや、サマーカットなどでバリカンを使うときは、時期も考えてあげましょう。

夏に短くカットしたことで、冬になっても毛が短いままだと風邪を引いてしまったりする可能性もあるので注意が必要です。

以前飼っていたポメラニアンは、耳の横にドレッドヘアのようなくるくるの毛があったのですが、誤って短くカットされてしまったことがありました。

くるくるのかわいい姿だったのですが、伸びるのに時間がかかっただけではなく、二度と同じ状態に戻ることがなくて残念な思いをしたことがあります。

ポメラニアンはカットしない方がいい?と思った瞬間でした。

カットに失敗して毛質が変わってしまう

はさみやバリカンを使うトリミングを繰り返すとどうなるかというと、毛に負担がかかって毛質が変わってしまうことがあります。

特にバリカンは、毛の生え際からカットするためバリカンの熱や振動が影響してしまうんです。

せっかく生え揃った柔らかい下毛を短くカットすることでパサパサのごわごわした状態の毛になってしまうこともあるということを理解しないといけませんね。

カットした方がいい理由と、カットしない方がいい理由、それぞれの理由がわかりましたか?

ポメラニアンは部分カットで十分

カットする?しない方がいい?と悩んで、失敗したくないですよね。

ある程度で伸びなくなるのであれば、部分カットをおすすめします。

定期的なブラッシングと、シャンプーをちゃんとしてあげることを前提に、邪魔な毛や毛玉をカットしてあげるだけで十分です。

(1)目や口のまわりの毛
(2)耳の中の毛
(3)肉球のまわり
(4)おしりのまわり

ポメラニアンのカットは、これだけでも十分です。

肉球のまわりをカットしてあげると、転んでけがする心配も減りますよ。

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ポメラニアンはカットしないのもあり?【まとめ】

(1)ポメラニアンの毛質を知ることでカットするとどうなるかを理解しましょう
(2)ポメラニアンのカットをするかしないか、それぞれのメリットを考えていきましょう
(3)ポメラニアンは部分カットだけでも、十分かわいい姿を保つことが可能

ポメラニアンはカットしないとどうなる?カットするとどうなる?カットした方がいい?カットしない方がいい?と悩んで失敗しないように、ポメラニアンの毛の特性を理解してあげましょう。