グッピーはヒーターなしでも飼える?適温とヒーターについて解説します!
熱帯魚の初心者でも、飼育しやすいとして人気の高いグッピーは、ヒーターなしでも飼えるのでしょうか?

今回はグッピー飼育経験のある筆者が、この疑問について解説します。
Contents
グッピーはヒーターなしで飼育するのは難しい
最初にお伝えすると、ヒーターなしで飼育するのは難しいです。
熱帯魚であるグッピーが、最も安定して生活できる水温は26℃前後です。
温度変化が少ない環境で生息する生き物であるため、温度は一年を通して一定にする必要があります。
暖房で室温管理をする方法も考えられますが、水槽内の水温は同じにできるとは限りません。
日の入り方や水槽のサイズ、位置によってもずれが生じるからです。
また、体調が悪い時には、あえて水温を上げて管理する治療方法もあります。
以上のことから、ぜひグッピーの水槽にはヒーターを設置してあげてください。
グッピーにヒーターを使う方法
では実際にヒーターの設置に必要なことをご紹介します。
ヒーターの前に、まずは水温計を設置しましょう。
先ほどご紹介の通り、グッピーの生活に適切な水温は26℃前後です。
それを管理するために、必ず水温計を設置しましょう。
ヒーターが温度調整できるものでも、故障や水槽のサイズによって適切な水温にならないことも考えられます。
下記のおすすめの設置場所を参考にして、水温計を設置してください。
水温計をおくおすすめの設置場所
ろ過装置等で流れができている場所であれば、水槽内を循環している水の温度が分かります。
・ヒーターの近くは避ける:
ヒーターの近くでは、水槽全体が温まっているかは判断できません。
・水槽の下の方に設置する:
温かい水は上へ、水面の方向に流れていくので、水槽の下の方に設置することで、水槽内全体の温度を知ることができます。
どんなヒーターがあるの
では、実際に設置するヒーターは、どのようなものがあるのでしょうか?
今回は4タイプ紹介します。
製品自体に温度設定がされているものです。設定温度を変更することはできません。
・サーモスタットとヒーターの一体型(温度調節型):
水槽用ヒーターとサーモスタットがセットになっているタイプで、温度調整ができるヒーターです。
・サーモスタットとヒーターの別売り型:
サーモスタットと水槽用ヒーターは単品で購入することもできます。
単品購入であれば、好みの組み合わせにカスタマイズすることができることが可能です。
・パネルヒーター:
水槽の下に敷いて、外から温めるタイプです。
お勧めはサーモスタットとヒーターの一体型(温度調節型)です。
* サーモスタット:水温を検知して自動で設定された温度になるように調節してくれる装置のこと。
ヒーターはいつまでつければいいの?
昨今の異常気象により、夏は家の中でも大変な暑さになりますよね。
関東であれば、7月ごろには取り外すべきでしょう。
地域によって気候は変わるので、適切なタイミングは見極めが必要です。
水温計を確認しながら調整してください。
夏には逆に水温が上がりすぎてしまうことが考えられます。
その際は、冷却ファン・水槽用クーラーなどを利用してください。
水温が上がると、水が蒸発して酸素が不足することもあるので注意が必要です。
グッピーはヒーターなしでも飼える?【まとめ】
いかがでしょうか。
今回は、「グッピーはヒーターなしで飼える?」についてお話ししました。
結論は、「ヒーターなしでは難しい」です。
グッピーが快適に過ごせる温度を保つためには、下記の3点が大切です。
・水温計を適切な位置に設置する。
・管理しやすいヒーターを設置する。
飼育が簡単だといわれているグッピーですが、生活環境を適切な状態にしなければ、体調を崩し、最悪の場合死亡してしまします。
日々の温度チェックで、長く元気に過ごしてもらえるといいですね。