電子レンジのコンセントを抜くのは節約になる?故障の原因や電磁波の影響は?

電子レンジは、消費電力が大きい家電のひとつですが、待機電力はあまり使いません。

使わない時は、コンセントを抜く方が節約になるのでしょうか?

節約のために、電子レンジのコンセントを抜き差ししていたら、電源が入らなくなったとの声をよく聞きます。

電子レンジの故障の原因と、気になる電磁波の影響を解説します。

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電子レンジのコンセントを抜くのは節約になる?

電子レンジの待機電力は微量です。

なぜなら、電子レンジの待機電力は約0.14W(ワット)で、年間で35円程の電気代程度だからです。

ちなみに、エアコンの待機電力は約2.4Wで、年間約560円程です。

電子レンジは、稼働すれば、一回あたり500~1000W以上で電気代がかかりますが、使っていない時間の方が多いので、待機電力がかからない家電といっていいでしょう。

電子レンジに時計機能が付いている場合は、コンセントを抜く度に設定しないといけないので手間ですね。

また、電子レンジには、アース線(緑色の線)が付いていますが、いちいち外すのも面倒です。

たまにしか使わない場合は、コンセントを抜く方がいいですが、毎日使うなら、コンセントを抜く節約では手間がかかります。

電子レンジの待機電力も惜しいと、節約をしたい場合は、節電用のタップ付きコンセントをおすすめします!

ただし、たこ足配線は発火の原因になるので厳禁です。

電子レンジの故障の5つの原因

正しい使用方法をしなかった

取扱説明書に書いてある使用方法を守りましょう。電子レンジ専用以外の皿や器は使用しないでください。溶けたり焦げたりと故障の原因になります。

卵は殻がついたまま電子レンジにかけると沸騰して爆発してしまいます。電子レンジ専用の卵用の器が販売されています。または、割って耐熱皿に移してから、少しの水を入れてラップをかけて温めましょう。

アルミホイルは、電子レンジの電磁波で火花が出て、火災の原因となるので大変危険です。お弁当などアルミホイルが使われていないか確認してから、電子レンジにかけましょう。

庫内が汚れているため

電子レンジ庫内に水分や油、食べ物のカスが残っていたりすると、庫内の電磁波が発生する装置の故障の原因になり、動かなくなったりします。こまめに拭き取り掃除をしましょう。

油汚れ専用のクリーナーで汚れを拭き取ることをオススメします。

頑固な汚れは、重曹とセスキ炭酸ソーダ水を耐熱皿に入れて電子レンジにかけて汚れを浮かせてから拭き取ると綺麗になります!

コンセントの劣化

節約のために、電子レンジのコンセントの抜き挿しを繰り返すことによって、コンセントが劣化して電源が入らなくなったなど、故障の原因になることがあります。

コンセントと電源プラグの間にゴミが溜まっていると、火災の原因になるので、こまめに掃除をしましょう。

雷サージ

近所で落雷があると、電線からコンセントを通じて電流が流れ、電流に耐えきれずに家電が故障することがあります。これを雷サージと言います。

電子レンジのプラグには、電気を逃がすためのアース線(緑色の線)と、キッチンには差し込むコンセントがあります。雷サージによる故障を防ぐことができます。

アース線は、他に洗濯機など、感電を防ぐために水を使う家電に付いています。

アース線のコンセントがない場合は、業者へ頼むか、雷避けのタップ付きコンセントがおすすめです。

経年劣化

電子レンジの寿命は10年と言われています。電子レンジから発せられる電磁波の発生装置は、複雑な造りになっており、寿命が10年と言われているからです。

電子レンジの電磁波の影響は?

電子レンジで物が温まるメカニズムは、庫内から発せられるマイクロプラズマ波が、物体の水分を振動させることで温まります。

電子レンジ庫内から漏れたマイクロプラズマ波=電磁波は、電磁波過敏症の原因や妊娠中は胎児に影響するなど言われていますが、人体に与える影響は分かっていません。

電磁波測定をすると、電子レンジをかけている1m以内が一番数値が高く、2~3m離れると電磁波の影響が少なっていきます。

大きな影響はありませんが、気になるようなら、電子レンジをかけている時は、なるべく近づかずに1m以上離れるのがいいのかもしれません。

また、電磁波を跳ね返すアルミホイルでの対策も有効です。ただし、アルミホイルは、レンジの中で発火するので使用しないでください。電磁波カットのエプロンなどもあります。

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電子レンジのコンセントを抜くのは節約になる?【まとめ】

電子レンジの待機電力は微量です。コンセントを抜く節約は、コンセントが劣化して電源が入らなくなってしまったなど故障の原因になってしまいます。

節約するなら、タップ付きのコンセントをおすすめします。また、雷避けのタップコンセントなら、アース線が無くても雷サージを防ぐことができます。

電子レンジは、毎日のように使うならそのままコンセントを差しっぱなしで問題ないでしょう。