電子レンジから異臭がする原因は?異音や温まらない原因も解説!

数ある家電の中でも電子レンジは、一家に一台なくてはならない生活必需品です。

冷えた食品を温めるだけではなく、解凍やオーブン、トースターやスチームなど、最近では多機能のものも販売され、使わない日はないほど身近な存在になっています。

いっぽう使用頻度が高い電子レンジは、異臭や異音、温まらないなど、さまざまなトラブルに悩まされることも多いものです。

そこで今回は、電子レンジの異臭や異音、温まらない原因について取り上げます。

電子レンジはトラブルによって、故障や寿命の可能性が高いもの、お手入れで改善するものなどさまざまです。

電子レンジのトラブルで悩んでいる方は、是非参考にしてみてくださいね。

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電子レンジの異臭の原因:食品や油などの飛び散り

冷凍食品などに多いのですが、電子レンジを使用の際にはラップをしないで加熱するように指示がある商品もあります。

ラップをしないで電子レンジでの加熱を繰り返していると、庫内に食品の一部や油などが飛び散り、蓄積されて異臭が発生している可能性があります。

一般的にトラブルが異臭のみの場合は、食品や油などの飛び散りが蓄積されたものが原因のことが多いです。

電子レンジの臭い対策には、コーヒーの出し殻や緑茶、柑橘類の皮を使うなど、さまざまな方法がありますが、臭い対策をしても庫内の掃除をしなければ意味がありません。

そこで今回は、庫内の掃除と消臭が一度でできる方法をご紹介します。

重曹を使用する

重曹は、場所を選ばない万能な掃除アイテムですが、電子レンジの掃除にも活用できます。

耐熱容器に水200ccと大さじ1杯の重曹を入れ、ラップをかけずにレンジで2~3分加熱します。

加熱が終わっても20分ほどは扉を開けないでください。

水蒸気が庫内に充満し汚れを浮き上がらせます。

庫内が冷めたら、キッチンペーパーや古布などに先ほど加熱した重曹水をつけて軽く絞り、電子レンジの内側を拭いた後、カラ拭きをします。

酢を使用する

重曹がない家庭は、酢でも掃除ができます。

耐熱容器に水200ccと大さじ3杯の酢を入れ、ラップをかけずにレンジで2~3分加熱します。

加熱後も20分ほどは扉を開けずにそのままにしておきます。

庫内が冷めたら、キッチンペーパーや古布などに加熱した酢水をつけて軽く絞り、電子レンジの内側を拭きます。

掃除後、庫内に酢の臭いが充満しますので、しばらく電子レンジの扉を開け、乾燥させておきましょう。

電子レンジの異臭の原因:内部のほこりが原因

内部にほこりが入り、そのほこりが焦げる、または内部の部品が焦げている事が原因で異臭を発生させている可能性があります。

異臭のほかに、異音や温まらないなどのトラブルを併発している場合は、故障や寿命の可能性が高いです。

そのまま使用していると火災など重大な事故が起きる可能性もありますのでコンセントを抜き、買い替え又は修理を依頼しましょう。

電子レンジから異音が出る原因はさまざま!

電子レンジから異音が出る原因は、問題のないものから故障や寿命の可能性が高いものまでさまざまです。今回は、問題がある異音だけをピックアップしご紹介します。

カラカラ、カタカタと鳴る

電子レンジがカラカラ、カタカタと鳴る場合、原因は2つあります。

①回転皿が正しい位置に乗っていない
最近の電子レンジは回転皿がないものが多くなっていますが、回転皿がある電子レンジを使用の場合は、正しい位置に乗っていない時に音が鳴る場合があります。

その場合は、回転皿を正しい位置に乗せると解決します。

②外板のネジのゆるみによるもの
冷蔵庫の上に電子レンジを置いている場合に限ることですが、外板のネジのゆるみが冷蔵庫から出る振動と同調し音が鳴る場合があります。

感電防止のためにコンセントを抜き、外板のネジを締めると解決します。

ジリジリ、ジジジーと鳴る

電子レンジの故障の可能性が高いです。

使い続けると火災などの事故につながるためコンセントを抜き、買い替え又は修理を依頼しましょう。

キーン、ブォーン、キュルキュルという音が鳴る

ネジのゆるみやファンが原因の可能性があります。

外側のファン取り付けのネジが緩んでいる場合は締めます。

締め直しても解決しない場合や、音が異様に大きい場合は、故障や寿命の可能性が高いです。

買い替え又は修理を依頼しましょう。

ビーと鳴る

冷却ファンが異物を巻き込んでいる可能性がある場合に発生する音です。

買い替え又は修理を依頼しましょう。

電子レンジが温まらないのは故障の可能性大!

電子レンジが温まらない場合、故障と決めつける前にまずはコンセントを抜いたまま10分ほど放置し再度電源を入れて、温まるか確認をしましょう。

再度電源を入れても温まらない場合は、故障の可能性が高いです。

電子レンジが温まらない原因は、マグネトロンというマイクロ波を発生させる部品の寿命の可能性があります。

電子レンジを自分で修理するのは絶対にやめましょう!

電子レンジが壊れた際、修理や買い替えなどの費用を抑えるために、自分で修理をしようと考える人もいるのではないでしょうか?

結論から申しますと、電子レンジの内部を分解して修理することは、絶対にやってはいけません!マイクロ波を発生させる部品であるマグネトロンは高周波の電磁波を出していますので、放射線被ばくをする可能性があります。

電子レンジの修理は、専門家にお任せしましょう。

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電子レンジの異臭の原因は?【まとめ】

今回は、電子レンジの異臭や異音、温まらない原因について取り上げました。

ところで、我が家の電子レンジが壊れたのは、つい1ヶ月ほど前のことです。

前日まで普通に使えていたのですが、次の日、いつものように食材を温めようとしても、動作が10秒ほどで止まってしまい、その日に近くの家電量販店で新しい電子レンジを購入しました。

通常、電子レンジの寿命は10年ほどと言われていますが、我が家は食材の温めはもちろん、オーブンやトースターとしても使用しているのが原因なのか、だいたい3~4年ほどで壊れてしまいます。

今の電子レンジは4代目なのですが、今回購入した際に家電量販店の店員さんに電子レンジが長持ちする秘訣を聞いたところ、庫内の掃除をしっかりすることと、1台で多くの機能を使わないようにすることで寿命は変わってくるようです。

なくてはならない家電の1つである電子レンジ。

異臭、異音、温まらないなどのトラブルを先延ばしにするためにもしっかりお手入れをし、故障や寿命の場合は、使い続けると重大な事故につながる可能性がありますので使用を中止し、買い替えや修理を検討しましょう。