包丁研ぎのやり方とは?適切な頻度やコツを徹底解説!

包丁研ぎのやり方、ご存じでしょうか?

私が思い描くのは板前さんがお店の仕込み前に砥石で包丁を研いでいるイメージです。

「私も同じイメージ!」ってかたが居たら仲良くなれそうです。

今回は私が教わった包丁研ぎのやり方とちょっとしたコツを伝授いたします。

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包丁研ぎのやり方は?

包丁研ぎのタイミングが分からない、といった声もよく聞きます。

毎日使うなら1カ月に1回が目安になります。

購入してから研いだことがないひともいると思います。この記事を読んだらぜひチャレンジしてみてください。

よく切れる包丁は怖いと思われるかもしれませんが切れ味が悪い方がカットするときに変な力が入ってしまったりして危ないのです。

トマトを切るのが一番わかりやすいのですが切り口がつぶれてしまうことや、ネギが切っても下側が繋がって切れていないこと、お肉の脂身や筋が切れにくいといったことがあれば研ぐタイミングです。

包丁を研ぐことにより切れ味を維持していきましょう。

包丁研ぎのやり方 シャープナー

今はお手頃なシャープナーがホームセンターやネットショップなどから入手できます。

価格は1000円〜2000円前後が多いです。変に構えることもなく研げるので「初めて包丁を研ぐけど!」という方にもおすすめです。

【用意するもの】
*研ぎたい包丁
*シャープナー

シャープナーの溝に包丁を入れて研いでいくだけです。

この時、ギコギコ往復して擦るのではなく、一方通行で通したら溝から外して同じ方向に擦るのがコツです。

10回ほど擦ってみてから包丁を水洗いし食材などを試し切りしてみてくださいね。

よく切れたら今回の包丁研ぎは完成です。

またまだ切れ味が物足りないときは更に何度か擦る作業を追加してみてください。

いまは電動のシャープナーも存在しており、手動のものよりもより簡単に切れ味がよくなります。

包丁研ぎのやり方 砥石で本格的に!

次に本格的に砥石で研ぐ方法です。

まず砥石をボールや桶に水を張って15分ほど浸水させます。

ここで何故砥石に浸水が必要なのか解説いたします。

水による研磨性をアップ

水の膜がないと抵抗力があり研ぐことが困難になります。
水を上手く取り入れることにとり研ぎやすくなるのです。 

砥石の粒が詰まるのを防止する

包丁で研ぐときに表面の粒が削られます。粒が詰まりをおこすと研げなくなるため水で洗い流すのです。

砥石の発熱を防止する

包丁と砥石を擦ることにより摩擦熱がおこり包丁の強度が落ちることがあるためです。

上記の理由により浸水が必要になります。浸水完了の見極めポイントは砥石が水に全て浸かっている状態で水泡が出てこなくなるまでです。

砥石の浸水が終わりましたら包丁を研いでいく作業に入ります。

*平らな場所に布巾を敷き砥石を置いて安定させます。
*包丁の刃を15度くらいの角度で当てて手前に引くのを15回ほど繰り返します。(角度を一定に保つのがコツです。)片刃を研いだら反対側の刃も同じ要領で研いでいきます。

研いでいる途中で出てくる黒っぽい水は洗い流さずにしてください。この水が研磨剤の役割を果たします。

ただしセラミック製の包丁などは砥石で研ぐことをおすすめできません。

素材が陶器のためダイヤモンドシャープナーを推奨いたします。

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包丁研ぎのやり方は?【まとめ】

包丁研ぎのやり方やコツなどがわかりましたでしょうか?

今回のお話で少しでも包丁研ぎに興味を持っていただき日頃使う包丁に愛着が湧くきっかけに繋がれば幸いです。

もちろん「いつも包丁研ぎはしているから」という方にも今まで以上に包丁と仲良くなっていただけたらうれしいです。

どんなものでもお手入れはした分だけ使いやすくなると思いますのでこの機会にぜひお試しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。