圧力鍋のピンが下がらない!その原因を知って対策へつなぐ蓋を開けるポイント

煮物や蒸し物など、時間のかかる調理に便利な圧力鍋。

時短調理が可能となり普段のご飯作りに重宝されやすい圧力鍋ですが、便利な半面、危険性も調理器具の中でも高いとされます。

今回は圧力鍋を使用中に起こり得る気を付けるべき『ピンが下がらない原因と対策』のポイントをご紹介します。

圧力鍋の取扱に注意して安全に使用すれば長持ちでき、長く愛用することができますのでぜひメモのご準備を!

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圧力鍋のピンが下がらない原因は?

圧力鍋のピンが下がらない、そもそもの理由は「鍋内の圧力が下がりきっておらず高圧がかかっている状態」であるためです。

圧力鍋の調理時間が終わったから、すぐに蓋を開けようとするのは極めて危険です。

なぜなら、上記で述べた、高圧が鍋内部にかかっており圧力がかかっている状態のまま蓋を開けると爆発のような勢いで蓋が外れて怪我をする恐れがあります。

圧力鍋のピンが下がらない場合の対策

圧力鍋のピンが下がらず、蓋が開けられないときの対策をご紹介します。

圧力鍋を再度加熱する

圧力鍋内に水分が残っているか確認をします。このとき、鍋を持ってみて波のように揺れれば大丈夫です。

※蓋がふとした拍子に外れてしまう危険性もありますので、強く揺らすことなく持ってみた流れで確かめてください。

水分が残っていることを確認したら、再び加熱を行ってください。なぜ加熱を行うかというと、圧力鍋内に残っている水分が過熱によって蒸気状態になります。

加熱し蒸気を増やすことで圧力鍋の蓋が押し上げられて開くようになります。

再度加熱する場合、その場を離れずに鍋を放置しないようにしてください。

また、中身が焦げる可能性もあるので10分以上を超える加熱を避けるよう注意してください。

※圧力鍋内の水分があまりない場合
圧力鍋内の水分があまりない場合は、ピンを動かすための水蒸気を作ることができません。その場合は火を使う加熱は圧力鍋内にある調理中の食材が焦げやすくなります。

圧力鍋への加熱を別アプローチへ

圧力鍋内の水分が少ない場合の対策は、ずばり『お湯』がポイントです。

圧力鍋よりも大きな洗面器など(あれば)の容器にお湯を溜めて圧力鍋ごとお湯につけて温める方法が効果的です。

また、大きな洗面器がなれければ『熱い蒸しタオル』を用意してください。

圧力鍋の本体と蓋の間になる部分に熱い蒸しタオルを当ててください。

なぜ、こんな方法かというと…圧力鍋の本体と蓋の間を温めることで圧力鍋の中にある空気の体積が大きくなり圧力鍋の蓋を押し上げることが可能となります。

≪注意点≫
ピンが下がらない原因で蓋が開かない場合の対処法です。圧力鍋で加熱調理後に火を止めて冷ましたとき以外は別の対策が必要となります。
圧力鍋の中の水分量によって温める対処が変わります。

水分の多い場合は再度火にかける加熱方法を使用し、水分が少ない場合は圧力鍋をお湯や蒸しタオルを使って圧力鍋内の空気の体積を大きくさせてピンを下げるようにします。

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圧力鍋のピンが下がらない原因と対策【まとめ】

圧力鍋のピンが下がらないからと言って慌てることはありません。

調理器具が壊れる、予期せぬ動き方などをした場合は原因があってそうなります。慌てずに対処するためにも、対処方法を知っておけば落ち着いた行動ができるようになります。

圧力鍋のピンが下がらないから蓋が開かない → 壊れてしまったと思わないように水分量を確認して再加熱するか、圧力鍋をお湯等で温めるか判断して安全に対処しましょう。

無理やり蓋を開けようとすると怪我の恐れがありますので十分に注意が必要です。

圧力鍋は毎日の食卓に並ぶご飯を作るのに便利な調理器具です。

加熱によって圧力鍋内が真空状態になり、蓋が簡単に開かないようロックされます。

加熱後の冷却にて圧力鍋内の圧が減りピンが下がります。

下がらない場合は『再加熱』または『お湯』と覚えておきましょう。

日々の調理をより安全に!ここまで見ていただきありがとうございました。