お歳暮はメールで送り状を送信するのってあり?件名や文例を紹介!

お歳暮を宅配便で送る前に、お歳暮の挨拶と品を届けるお知らせを兼ねて、手紙、すなわち「送り状」を出すというマナーがあることはご存知ですか?

この送り状は、基本的にはメールやSNSなどではなく、手書きの手紙やハガキで用意するのが望ましいのですが、最近では特にビジネスの場においてはメールで行うこともあるようです。

今回は、この「送り状」をメールで送る場合の件名や文例を紹介していきましょう。

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お歳暮における送り状とその意義

お歳暮は、目上の人へ日頃の感謝の気持ちを伝える風習です。

その際に、お礼の品を持参し挨拶へ伺うのが本来のマナーです。

ところが、現代は直接訪問する風習は薄れ、宅配便で送るというパターンが多くなりました。

遠方に住んでいたり、在宅の調整に気を遣うなど、理由は様々ですが、宅配サービスの多様化なども手伝って、むしろ訪問することの方がめずらしいくらいです。

では、訪問で直接渡すときは日頃の感謝の気持ちを伝えながら差し出すことができますが、宅配便で送る場合はどのように感謝の気持ちを伝えればいいのでしょうか。

「お歳暮=感謝の気持ち」とはいえ、何も言わずに渡すというのも失礼な感じがしませんか?

そこで、お歳暮に送り状を添えるという方法で、感謝の気持ちを言葉にして伝えるのです。

また、生ものを贈る場合は、相手先が旅行などで長期的に留守にする場合もあるので、送り状を事前に別送することで、都合を確認することもできます。

通販サイトなどで購入する場合も、送り状を同封するということが難しいので、別送で対応することが多いようですね。

つまり、送り状は「宅配」という手段が主流となった現代のお歳暮マナーの中で、感謝の気持ちを伝えるための必要不可欠な手段だということになります。

送り状の基本的なマナー

冒頭でも触れましたが、送り状の基本的なマナーとしては、手紙やハガキを用いて手書きで用意する方が望ましいです。

そして、以下のような流れで書いていきます。

<基本的な送り状の内容(構成)>
時候の挨拶
日頃の感謝の気持ちや近況報告
贈り物の内容
結びの挨拶
日付及び自身の名前

これらの基本的な構成を念頭に文面を考えていくのですが、最近ではメールを送り状の代わりにするというパターンも増えてきているようです。

本来のマナーとは少し離れてしまいますが、相手側がメールの方が手軽でいい、確認しやすい、というような感覚であればマナーの基本を意識しつつ、この便利なメールという手段を有効活用しましょう。

メールで送り状を送る場合の件名と文例

では、メールを手紙やハガキでの送り状の代わりに活用する場合、どのような文例で送ればいいのでしょうか。

また、メールの場合は件名も必要になってきますね。

その為、基本の構成としては手紙のものと少し異なり、次のようになります。

<基本的なメールでの送り状の内容(構成)>
件名
宛名
簡単な挨拶と自身の名前
日頃の感謝の気持ちや近況報告
贈り物の内容
結びの挨拶
氏名 (ビジネスの場合は名刺タイプの著名でも可) 

次に例文を挙げていきますので、アレンジを加えながら活用してみてください。

<ビジネスの場合の文例>
件名:お歳暮の御挨拶

〇〇〇株式会社
営業部 部長 〇〇様

お世話になります。●●株式会社の●●です。

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

おかげさまで、弊社としましても無事に師走を迎えることができうれしい限りでございます。

尽きましては、日頃の感謝の気持ちといたしまして、お歳暮の品として皆様でお楽しみいただけるよう、お茶菓子をお贈りさせていただきました。

ささやかではございますが、納めいただけましたら幸いです。

ご多忙の折ではございますが、皆様におかれましてはお体にお気をつけて良き新年をむかえられますようお祈り申し上げます。

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〒000-0000
●●県●●市●●1丁目-1-1
●●●●●ビル 
●●株式会社 営業部 ●● ●●
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<親戚など親しい人への文例>

件名:お歳暮をお贈りしました

〇〇様

ご無沙汰しております、●●です。

寒さ厳しい季節となってきましたが、いかがお過ごしですか?
おかげさまで、我が家は相変わらず平穏な日々を過ごしております。

さて、先日、日頃の感謝の気持ちといたしまして、心ばかりではございますがお歳暮の品をお贈りいたしました。どうぞご笑納くださいませ。

年の瀬も近づくと、何かと忙しく動き回っている姿が目に浮かびますが、くれぐれもお体をご自愛なさってください。
また改めましてお伺いさせていただきます。

●● ●●(氏名)

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お歳暮の挨拶をメールで送り状の代わりにしても良い?【まとめ】

お歳暮は感謝の気持ちとしてお贈りするものです。

品だけを渡して終わり!ではなく、送り状できちんと言葉を添えて一年間の感謝の気持ちを伝えましょう。

そして、それをメールで行う場合には件名や宛名、自身の名前など基本的な事を欠かすことなく、マナーのある文面で伝えましょう。

そうすれば、すっきりとした気持ちで新年を迎えられますよ!