七五三は大安以外にお参りしても良い?六曜との関係を徹底解説!

七五三のお参りは、いつ行くのがベストなのか?

日取りを決める時に悩みますよね。
「縁起の良い大安に行かなければならないのか?」「大安以外の日に行っても良いのか?」

答えは「大安以外の日に行っても良い」です!

では、何故、七五三は大安以外の日に行っても良いのでしょうか。

その理由をこれから説明していきます!

他に、最適な日取りや七五三の由来などもご紹介します。

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七五三のお参りが大安以外でもOKな理由

「七五三と六曜には何の関連性もないから」というのが大きな理由ですが、これだけでは何のことなのかよく分かりません。
なので、更に詳しく説明していきます。

六曜とは?

まず、暦を説明する上で欠かせないのが「六曜」という言葉です。

これは、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種を合わせた曜を指し、それぞれ吉凶が定められています。

六曜は中国で誕生し、鎌倉時代に日本へ伝来した「占い」のひとつです。

七五三は仏教の行事ではなく神道の行事

仏教と神道が混合している特殊な文化を持つ日本。

七五三もそのひとつで、お寺と神社どちらにもお参りすることができます。

しかし、七五三とは本来、神道の行事なのです。

なので、仏教に関連するとされる六曜とは本来、何の関係もないのです。

そもそも六曜は仏教とは何の関係もない

上記で「仏教に関連するとされる六曜」と述べましたが、実はこれ、仏教とは何の関係もありません。

日本では古来より伝わる様々な仏教行事の中で六曜が重要視されてきましたが、実際は「占いを信じたことで本質が疎かになれば、かえって悪い結果になる」ということで仏教では占いを否定しているのです。

更に現在では「六曜は科学的根拠のない迷信である」とされ、手帳やカレンダーに六曜を記載することをやめる動きも活発になっている程です。

即ち、現代の日本では六曜を重要視するという風習は年々薄れつつあるのです。

このような理由から、七五三の日取りを決める上でも大安や仏滅を気にする必要は特にないと言えるでしょう。

七五三のお参り。大安以外の最適な日取りは?

ここでは大安以外でお参りに最適な日取りをご紹介します。

大安以外で最も縁起が良いとされる「11月15日」に行く

七五三は本来「11月15日」に行うものとされてきました。

何故なら

11月→作物が収穫できたことを神様に感謝し、子供の成長を祈る
15日→鬼が出ない日と言われており、何をするにも最適な日である

という理由があるからです。
因みに、この日は吉日なので暦が仏滅であっても問題はないので気にする必要はありません。

縁起が良いとされる時間帯に行く

六曜には吉の時間というものもあります。

これは即ち「一日の中で最も縁起の良い時間」という意味です。

この時間を狙ってお参りするのも良いでしょう。

・友引→昼以外
・先勝→AM
・先負→PM
・赤口→11:00~13:00

因みに、仏滅は一日中が凶、大安は一日中が吉、となります。

七五三お参りの由来や豆知識

では、そもそも七五三の由来とは一体何なのでしょうか?

徳川綱吉の長男の健康を祈る為に始めた儀式

諸説ありますが、一番有力なのは徳川綱吉の長男の健康祈念の為という説です。

徳川綱吉って誰だっけ……なんか聞いたことあるな……と思った方、そうです。生類憐みの令で有名なあの将軍、徳川綱吉のことです。

七五三のきっかけが徳川綱吉だとは驚きですよね!

初めは関東中心の行事でしたが、京都や大阪にも伝わり、それから徐々に全国へ広がっていきました。

元々はそれぞれ別の行事だった

七五三とは「三歳」「五歳」「七歳」それぞれ異なった行事でした。

まとめて「七五三」と呼ばれるようになった為、現在では同じ行事のように思われています。

三歳
「髪置き」と呼ばれ、主に女の子が行います。当時の子供は三歳になるまで髪を剃るという習慣がありましたが、それを終了する為の儀式です。
五歳
「袴着」と呼ばれ、男の子が行います。男の子が袴の着用を始める儀式です。
七歳
「帯解き」と呼ばれ、女の子が行います。女の子が付け紐の着物を卒業、大人と同様に幅の広い帯を結び始める儀式です。

「髪置き」で思い出しましたが、著者の妹は三歳の頃、髪の毛がまだとても少なく結える状態ではありませんでした。

その為、大きな髪飾りを用意してもらったのですが、髪の量が少な過ぎてきちんと固定されず、動く度に髪飾りがズレたり落ちてしまうというハプニングが……

その時の写真は今でも家族の間で度々話題になります(ここに載せたいほど面白い写真です・笑)

千歳飴の由来

七五三といえば千歳飴ですが、これは「千年=長生き」という意味で細長くなっており、縁起が良い紅白の色で着色されています。

江戸時代、元禄・宝永の頃に浅草の飴売りが売り出して流行ったことが始まりと言われています。

これが欲しくてお参りに行っていた、という人もいるのではないでしょうか?

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七五三は大安以外にお参りしても良い?【まとめ】

今回は「七五三のお参りは大安以外の日に行っても良いの?」について説明してきましたが、いかがでしたか?

七五三に六曜は関係ないので大安以外の日に行っても特に問題はないことが分かりました。

日付で言えば11月15日が正式な七五三の日程なのですが、これもあまり気にする必要はありません。

大安や仏滅等日程を気にせず、好きな時にお参りに行ってみてくださいね!