ウールの洗濯は水洗い不可?ドライクリーニングで縮むのを防ごう!

老若男女問わず、毎年大人気のニット。

最近ではバリエーションやカラーも豊富に増えて、秋冬のオシャレには絶対不可欠な程、人気の衰えない衣類界の絶対王者ですよね。
   
そんなニットをワクワクしながら手に取り、まず確認するのが洗濯のタグマーク。

バケツのような入れ物に波打つ線が入り、更にそこにバツが入っているマークを見つ  けた時は、絶望しますよね。何せ、そのマークが記しているのは『水洗い不可』なのですから。

毎日の洗濯、一気に洗ってしまいたいのが本心。

しかし、大事な洋服。綺麗に長持ちさせたい。そんな時に大きな壁となり現れる、水洗い不可のマーク!そんな時の対処法、知りたくありませんか?

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一人暮らし初の冬、ウールで大失敗

こんな体験、皆さんもした事があるのではないでしょうか。洗濯機から取り出すと、子どもの服?と思うようなサイズで現れた、お気に入りのウールのニット。あれはまさに、冬のホラーですよね。

私の人生初の一人暮らし、それは起こったのです。

新着のウールのニットを、ワクワクしながら、洗濯機で回しました。私はこの時、自分が冬の洗濯において超初心者。だという事が自覚出来ていませんでした。

普通の洗剤で、衣類と共に回るウールのニット。もちろん、出てきたのは縮んで跡形も無くなってしまった状態。まさにムンクの叫びですよね。ウールが、ウールが、と。

この時学んだことが、

①洗濯表記は、必ず目を通して洗濯しなければならない。
②水洗い不可マークが付いていた場合には、要注意が必要。
③縮んだ服は、二度と再生不可能。

でした。
    
縮んだウールのニットにショックが大きく、ネット情報で調べた方法の”トリートメントでもみ洗いをすれば大丈夫!”というのを信じてもみ洗いをした結果、完璧には戻りませんでした。

失敗は成功のもととも言いますし、ポジティブに考えて、私はウールの洗濯方法や、水洗い不可マークの家でできる対処法、ドライクリーニングについて調べてみる事にしたのです。

水洗い不可マークを、自分で洗ってみよう!

自分の家で洗えるのならば、それに越した事はない!と、思うのが主婦心ですよね。

確実に綺麗な状態で仕上げたいのであれば、もちろんクリーニング屋さんや専門業   者さんにお願いするのが1番。

ですが、今月はお金が…、なんてことも。

そんな時に試して欲しいのが、手洗いです。

手洗いと聞けば、昔話のおばあさんを想像してしまうでしょう。今はもう、洗濯板   でゴシゴシ擦る。なんて事、珍しいですものね。

ここで用意するのは、

○オシャレ着洗剤。(中性洗剤)
○洗面器
○洗濯ネット

です。そして手順なのですが、これまた簡単で、

①洗面器に、35〜40℃のお湯を張り、その中に中性洗剤を投入。(私はキャップ1杯分を投入しています)
②優しく手で揉み洗いをする。(素手よりも、手袋着用をお勧めします)
③お湯を張り替えて、よく濯ぎます。(洗剤が残らないように、丁寧に満遍なく濯いでください)
④ネットに入れ、洗濯機を使い脱水を行います。(10〜15秒ほどでok)
⑤よく水分を絞り、陰干しします。

これで完成です!一概に手洗いと言っても、今では洗濯機に手洗い機能も付いているので、その機能を利用してもいいかもしれませんね。

しかし、100%縮まないという事は言えないので、表記通りクリーニング屋さんで洗って貰うのが1番安全な事に変わりはありません。

また、ウールが縮むのには、温度も関係しているようなので、水洗い不可なのだそうです。自分で洗う際には、温度にも注意したいですね。

縮ませない、魔法のドライクリーニング

では、気になっているでありましょう、ドライクリーニングについて。

簡単に言えば、水を使わないクリーニングなのだそうです。縮むのを防ぎ、型崩れの心配も無し。更には、油性の汚れが落ちると言った利便性の高いクリーニング。

中性洗剤を先程は使いましたが、ドライクリーニングでは有機溶剤を使うことで、衣類の摩擦を防いでいるのです。摩擦こそが、縮む原因の一つ。そこに水が加わると、2倍で傷んでしまうわけです。

しかし、以下のようなデメリットも存在します。

○シミが残る事がある。
○水溶性の汚れが落ちにくい。
○費用が掛かる。

等、良い点ばかりではないという事が分かります。

ですがこのデメリットも、費用以外は常に付き纏う訳では無いので、偏見を持たないで下さいね。

あくまで、このようなケースもある。という事ですから。

ドライクリーニングで注意して欲しいのが、洗濯機にあるドライ機能とは関係のないという事です。

同じだと思い、家でドライコースが使える!と、思わないようにしましょう。

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ウールの洗濯水洗い不可はドライでも縮むの?【まとめ】

以上で述べたように、オシャレを楽しめる冬こそ、洗濯方法には気をつけていきたいものです。

今まで洗濯表記のタグを見なかったと言う人は、気にかけて”水洗い不可マーク”があるかないか、確認をするようにしましょう。

誰だって失敗経験のあるウールの洗濯。今年こそ、縮む恐怖を忘れ、冬を楽しく過ごそうではありませんか。