お年玉の封筒の書き方とは?お金の入れ方など正しい方法を解説!

お正月の大定番、お年玉。

子どもたちは大喜び、大人たちは頭を抱える悩ましい一大イベントですね。

筆者もお年玉をあげる側になり、新年早々とても大きな出費に驚きと悩みを抱えております。

大人になると本当に抱える負担が増えますね...。

でも、せっかくのお正月!可愛い子どもたちの笑顔が見たい…そんな一心で私もせっせと年末にお年玉を作っています。

お年玉といえば、なんとなくかわいいポチ袋にお金を折って入れて渡す。

多くの方がこのやり方かと思います。

でも実はお年玉にもマナーがあるそうなのです!

新年のめでたいイベントの一つでもありますので、正しい渡し方で大人も子どもも穏やかな時間を過ごせるようにしてみませんか?

お年玉を入れる封筒について、お金の入れ方など、実は知らない正しいお年玉を一緒に見ていきましょう!

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お年玉の始まり

解説の前にちょっとしたお年玉の始まりをさらってみましょう。

諸説によると、お年玉は江戸時代の頃から庶民の間で行われていたと言われています。

当時はお金ではなく、「餅」を贈っていたんだそうです。

今よりも貧しい暮らしをしていた庶民も多かったでしょうし、何よりお金への価値が高かったはずですから、軽々しく人にお金を渡す、という行為そのものに馴染みがなかったんだと思います。

では、何故餅をお年玉として贈っていたかというと、お正月には「鏡餅」という必需品がありますよね。

昔から鏡餅には神様が宿っていると考えられていて、「御歳魂(おとしだま)」として年神様の恩恵を受けているんだそう。

それを配り、皆が良い年を過ごせるようにと鏡餅を配ったことがお年玉の始まりと言われています。

この餅は子どもだけではなく、大人も貰っていたようですね。

現在はお年玉というと、子どもたちに渡すものという考えが浸透していますが、当時の理由に倣うならば大人もお年玉を貰ってもいいのです。

ならば、どなたか筆者にもお年玉をください。

お年玉の封筒の書き方

お年玉を渡す時、恐らく大半の方はポチ袋や封筒に入れるかと思います。

様々な形や種類もあって、その年の流行なんかもあったりして結構選ぶのが大変だったりしますよね...。

そんなお年玉袋にはちょっとしたマナーがあるみたいなのです。

マナー1つ目。

「封筒の書き方」から解説していきましょう。

渡す相手の宛名を書く

表面の左上に渡す相手の宛名を書きましょう。

ポチ袋の表面はキャラクターが描かれていたり、書くスペースに悩ましい所ではありますが、その場合は左上に限らず空いているスペースでも問題ありません。

書き方としては特に指定はなく「○○ちゃん」「○○くん」「○○さん」など相手に合わせた書き方でOKです。

自分の名前を書く

次に裏面の左下に自分の名前を書きましょう。

こちらも書き方は決まりがないのでフルネームでもいいですし、普段呼ばれている名前などでも大丈夫です。

また、左上、左下など名前の記載場所の明記はしましたが、必ずこの場所に書かないといけないという厳密なルールではないので、入れる袋に合わせて記載してみてくださいね。

お年玉のお金の入れ方

筆者は入れ方や折り方に対してマナーが存在すること自体知らず、なんとなく三つ折りにしてポチ袋に入れていたのですが...きちんとマナーがあるんですね!?

どうか、大きくマナー違反していませんように。(笑)

ポチ袋ver

まず、お年玉で入れるお札は新札が好ましいようですが、新札が用意できなかった場合やポチ袋が小さいものしか準備できなかった場合などは、三つ折りにして入れますよね。

三つ折りにする際、きっちりと折り目を付けるのではなく、折りたたんでもギリギリ広がらない程度の緩い折り目を付けるのが良いそうです。

お札は肖像画の面を上にし、左→右の順番で緩く折りたたみます。

複数枚入れる場合は1枚ずつ折らずに、全て重ねて折るようにしてくださいね。

封筒ver

折らない場合は必ず新札を準備しましょう!見栄えがいいのもそうですが、新年という新しい年を迎えるめでたい日なので、祝い事として新札を準備しましょう。

お札は三つ折りver同様、肖像画の面を上にして封筒に入れます。

入れる向きは、封筒から出した時、肖像画が先に出てくるようにお札を重ねて入れましょう。

ちなみに折らないverのお札の入れ方はお年玉だけではなく、結婚式の御祝儀などでも活かせますので、覚えていて損はないですね!

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お年玉の封筒の書き方【まとめ】

今回はお年玉のマナーについて調べてみました。

封筒の書き方、お金の折り方、お金の入れ方など意外と知っているようで知らないマナーがありましたね。

筆者自身、記事をまとめながら「そうだったんだ…」と初めて気がついた知識もありました。

お年玉は基本的には、大人から子どもに渡すものなのであまりマナーなど気にしていませんでしたが、一つ一つの手順に意味があることも知ることができましたね。

また、事前に封筒に名前を書いて渡せば、貰った方も管理がしやすいです。

お年玉は1年に一番お金を貰う瞬間でしょうから、お金の使い方、お金を貰う有難さなどしっかりと実感出来る機会かもしれないですね。

ぜひ皆さんも、今年のお年玉はマナーを活かしたスマートなお正月を過ごしてみるのはいかがでしょうか。