ビッグボーイの閉店ラッシュが止まらないのはなぜ?今後はどうなる?!
ビッグボーイはアメリカ発祥の本格ステーキ・ハンバーグを提供している人気チェーン店です。
ロードサイド店として展開しているので、誰もが気軽に利用しやすい店のひとつとなっています。
本格ステーキ・ハンバーグがとても人気ですが、実はこのステーキ・ハンバーグ以外にもサラダバーがあり、お腹いっぱいサラダを堪能できることでも有名です。
ゆったりとした店内では、アメリカ発祥というだけあってアメリカの雰囲気を感じるBGMが店内に流れており、異空間を味わうこともできます。
このビッグボーイが2021年以降、各地で閉店ラッシュを迎えています。ステーキ・ハンバーグに加えてサラダバーも人気があるビッグボーイですがなぜここへきて、閉店ラッシュが始まったのでしょうか。
そこで今回は、ビッグボーイの閉店ラッシュの原因と、今後どうなっていくのかについてみていきたいと思います。
ビッグボーイの閉店ラッシュの原因は?
ビッグボーイの閉店店舗一覧を見てみると、2021年の一年間だけで32店舗が閉店しています。
一年間で32店舗というと、月に3店舗の割合で閉店していることになり、閉店ラッシュの速さに驚かされます。
2022年以降も閉店ラッシュが続き、以下の店舗が次々と閉店しました。
2022年9月 ビッグボーイつくば葛城店
2022年10月 ビッグボーイ大和筒井店、ビッグボーイ秋田山王店
2023年 3月 ビッグボーイ名古屋丹後通店
2023年4月 ビッグボーイ福井経田店/ビッグボーイ高岡瑞穂店
2023年5月 ビッグボーイ鶴見茨田浜店
2023年6月 ビッグボーイ山形南館店
2023年7月 ビッグボーイ新潟女池店
閉店した店舗をみると、都心より地方の商業施設内やロードサイドの店舗が閉店していることが分かります。それではビッグボーイのこの閉店ラッシュの原因はなんでしょうか。
これはビッグボーイに限ったことではありませんが、2021年から閉店ラッシュが起こったことを考えると、やはり飲食業界に大きな影響を与えたコロナウィルスが大きな原因と言えるでしょう。
多くの人が生活習慣の大きな変化によって、大人数で食事することを控えるようになりました。また仕事に関しても、リモートワークが増えたため、自然と外食する機会が減りました。
さらにビッグボーイはハンバーグとステーキが有名ではありますが、ビッグボーイに行かなければ食べられない、この商品を食べるためにビッグボーイに行きたい、という名物メニューがないことも閉店ラッシュの原因のひとつとも言えます。
ビッグボーイの今後はどうなる?!
ビッグボーイは「すき家」や「ココス」と同じゼンショーホールディングスが運営しています。そのため、食材の仕入れルートや物流に関しては強硬なルートがあります。
また、ゼンショーホールディングスでは2023年の売り上げが過去最高となっているため、ビッグボーイの閉店ラッシュが始まっていてもすぐに倒産することはなさそうです。
ビッグボーイは、サラダバーやスープバーがとても人気で、サラダバー目的で訪れる人も少なくありません。
そのため、これに加えてビッグボーイでしか食べられないような名物メニューがあれば、今後もハンバーグ・ステーキ業界で勝ち残っていくのではないでしょうか。
ビッグボーイの閉店ラッシュの理由【まとめ】
ビッグボーイの閉店ラッシュは2021年から始まりました。ちょうどコロナウィルスが蔓延して、飲食業界全体が危機に陥った時期でもあります。
ビッグボーイもその影響を受けて閉店に追いやられてしまったのだと思います。加えてビッグボーイでしか食べられない、というような名物メニューがないのも大きな原因の一つだと考えられます。
今後は、人気の高いサラダバーやスープバーと共に、ハンバーグ・ステーキ専門店であるビッグボーイでしか食べることのできないメニューを開発することが、生き残るための大きな鍵となるのではないでしょうか。