ガストの猫型ロボットが怒るって本当?話題の配膳ロボットの謎に迫ってみた!

大手ファミリーレストランチェーンのガストは2022年12月に配膳専用の猫型ロボットを導入しました。

猫型ロボットが働いている姿を目の前で見られるとニュースなどでも話題になっていて、料理を運ぶだけではなく、かわいい声で様々なセリフを言ったり、笑ったり怒ったり表現したりするなど色々な声が上がっています。

この記事ではガストが何故猫型ロボットを導入したのか、猫型ロボットがどのような物で、どういった表情があるのかなど猫型ロボットの謎に迫ってみました。

最後まで読んで猫型ロボットにより興味を持ってもらえたら嬉しいです。

ガストの猫型ロボットはどこの会社製?

様々な配膳ロボットメーカーがある中でガストが採用したのは中国企業の普渡科技(Pudu Robotics)の猫型ロボット、べラボット。

色々な料理を運ぶ上で安全にお客様の元へ届けるのが1番重要な要素という事で走行の安定性の良さが採用された最大の理由となっています。

また最大積載量が40kgと複数の商品を同時に運べたり、お客様目線で取り扱いやすいのも採用する基準となりました。

猫型ロボットを導入した理由

営業中は従業員の人ももちろん働いています。

何故ガストが猫型ロボットを導入しようとしたのか?

理由は次の3つが考えられます。

※非対面、非接触の接客をするため

新型コロナウイルス禍で従業員さんの手で配膳されるよりも、猫型ロボットが配膳することで注文した商品を人に触れることなく、トレーの上から安心して受け取ることが出来ます。

そうすることで人と接触するリスクが減り、お客様が安心してガストを利用できるようになると考えられます。

※顧客満足度の向上

ピークタイム時はキッチンからたくさんの料理が出てきます。

料理を提供する担当の人だけだと提供が追いつかなくて待たせてしまうこともあります。

猫型ロボットを導入することで料理を待たせることなく提供し、客席の回転率を上げることが出来、多くのお客様に利用してもらうことが可能になります。

またノンピーク時は、猫型ロボットに配膳を任せることで普段目の届きにくい部分の清掃が出来るようになります。

こういった小さなことでもサービスの向上や顧客満足度の向上に繋がって再来店のきっかけにとなると考えられます。

※働きやすい職場環境

ピーク時に忙しいポジションにサポートに入ってしまうと他のポジションの作業が滞ってしまうことがあります。

しかし、猫型ロボットがサポートしてくれることで他のポジションからフォローが入らなくても仕事が回るため作業に集中することが出来ます。

また、従業員の歩行数が減ることで身体への負担が軽減されたり従業員が働きやすい環境が整っていくと考えられます。

ガストの猫型ロボットは怒るの?

べラボットは目をパチパチさせたり、笑顔になったりと表情豊かな猫型ロボットです。

また100種類以上の会話をすることも可能で、料理をトレーから取ると「ご注文ありがとうにゃん」とかわいい声で言ってくれたり、頭や耳を撫でると「気持ち良いにゃあ」「くすぐったりにゃあ」などと言いながら表情を緩めたりします。

ただあまり撫ですぎたり、引き留め過ぎてしまうと「やめてくれにゃ」と怒ることもあるそうです。

業務に支障をきたすことがあれば怒る人もいるので、猫型ロボットであっても働いている身としては怒る感情があるのは当然かも知れません。

ガストの猫型ロボットは怒るの?【まとめ】

ロボットと聞くと無機質で感情がないと想像してしまいがちですが、ガストで採用されているものは猫型ロボットかつ表情が豊かなということでマスコット的な存在でもあります。

お客様を喜ばせるために明るい表情だけでなく、怒るという表情が出来るのはとてもユニークに感じますし、より親しみを感じられる気がします。

お客様や従業員にとってなくてはならない存在になりつつある猫型ロボット。

これからさらに進化してよりお客様が満足出来るサービスができるようになったり、従業員が働きやすくなったりすることが出来たりするのか、今後の猫型ロボットの働きも気になりますね。

もしガストに行って猫型ロボットを見かけ際は、そういうことを考えながら商品が提供されるのを待つのも良いのかなと思います。

猫型ロボットと触れ合う時は怒らせない程度にして楽しんで下さい。