丸亀製麺が閉店続出の理由とは?客離れの真相と今後の展望を探る!
丸亀製麺は讃岐うどんブームに乗って一気に全国展開を果たした勢いのあるイメージのお店ですが、閉店続出の危機に直面しているとの声も聞こえてきています。
確かに一時期は新店舗がどんどんオープンしていると感じていましたが、最近では閉店する店舗を目にすることも増えてきた気がします。
実際、丸亀製麺の閉店続出の噂は本当なのでしょうか。
丸亀製麺の閉店続出の理由とは?
この記事では気になる丸亀製麺の急成長と、閉店続出の理由について探ってみようと思います。
客離れの原因や今後の丸亀製麺の行方などを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
丸亀製麺の閉店続出の理由は?
飲食店の閉店の原因というと、2020年のコロナ禍当初はステイホームなどで外食産業全体が大打撃を受けたことを思い浮かべる方もいると思います。
丸亀製麺の閉店続出の理由もコロナ禍の影響によるものだったのでしょうか?
丸亀製麺も緊急事態宣言の出た2020年4月には売り上げが半減しましたが、同年の8月にはすでに前年比の90%にまで回復していました。
テイクアウトも開始して順調に売り上げを伸ばしたので、実際にはコロナ禍が原因の閉店は0だったそうです。
ではなぜ閉店続出と言われているのでしょうか?
客離れの原因は急激な出店増加?店舗のクオリティーの低下に繋がった!
実は丸亀製麺が大量閉店の危機に陥ったのはコロナ禍前の2018年でした。
讃岐うどんブームに乗り勢いづいた丸亀製麺は、多い時では年間100店舗ペースで店舗数を増やしていたようです。
その上フェアメニューがヒットしたことをきっかけに、その後のフェアメニューを10種類以上に増加。
店舗数の増加とメニュー増加によって、現場は大混乱に陥りました。
人材育成も間に合わず、店舗によって味や品質にばらつきが出てしまったことが客離れの大きな原因でした。
いつもと同じ美味しさを期待して来店したのに味が残念なものであったら、もう二度と行かないと思われてしまっても仕方ないと思います。
客数も売り上げも減り閉店続出の危機に直面したことで、改めて丸亀製麺の本来の姿を見直すことになったようです。
丸亀製麺の本来の強み『うどんのおいしさ』と『効率より集客』を重視するよう原点回帰!
丸亀製麺は、お客様に満足してもらえる品質の商品を提供するために『効率より集客』と『うどんのおいしさ』という原点に戻ることになりました。
画像はイメージです。
『効率より集客』は、一時の売り上げに惑わされず、何よりも客数が増えることが大事という考え方です。
そのため現場の混乱の元となっていたフェアメニューも2〜3種類に抑えるようになりました。
たしかに最近は新商品も1度に2種類くらいずつ出ていますね。
あまりにも新メニューが多いとお客さんの立場でも何を頼んでいいか困ってしまいますし、種類が増えれば増えるほど材料の品質管理も難しくなっていきそうです。
そしてもう一つの『うどんのおいしさ』。
丸亀製麺は全ての店舗で粉から製麺をしているのが最大のウリですから、そのうどんがおいしくなくては始まりません。
おいしいうどんを食べてほしいという初心に立ち返り、麺の美味しさを全店で統一するために「麺職人」という制度が導入されました。
これらの原点回帰のおかげで、2019年には客数が前年比の104%まで見事に回復しています。
丸亀製麺の閉店続出の理由は、本来の良さを見失ってしまったせいだったんですね。
丸亀製麺の麺職人とは?全店でただ1人だけ麺匠という人物が存在する!
丸亀製麺は全店がそれぞれ製麺所であり、生のうどんをその場で作っています。
うどんは気温や湿度によっても作り方の調整が必要なため、毎日ベストな状態のうどんを作るには単純なマニュアルでできるものではありません。
その都度自身で判断をして「究極の1杯」を目指す人材を確保するのがこの麺職人制度です。
麺職人の中でも技術や経験によって1つ星から4つ星まで4つのレベルにわけられていますが、現在全国にいる麺職人1491人(2023年10月現在)のうち、2つ星はたったの5人、他全員が1つ星となっています。
そしてただ1人、麺匠(めんしょう)と呼ばれる人物が存在しています。
麺匠は丸亀製麺のうどんの質を維持するため、全国の店舗をめぐり、製麺技術の伝達と品質管理に携わっています。
丸亀製麺は全店舗に麺職人を配置することを目標にさらなる人材の育成に取り組んでいます。
丸亀製麺の閉店続出の理由とは?【まとめ】
今回は丸亀製麺の閉店危機と閉店続出の理由について真相を探ってきました。
かつては閉店続出の危機に直面しましたが、その時の反省と対策によりコロナ禍も乗り越えてこられました。
現在でも閉店する店舗はありますが、コンスタントに新店もオープンさせているので、かつてのような閉店続出という事態にはなっていません。
いつでも安心しておいしいうどんが食べられる店舗として、今後の活躍にも期待大ですね。