ビッグボーイの深夜料金は何時から?割合はどれくらい?

ビッグボーイはアメリカ発祥の本格ステーキ・ハンバーグを提供している人気チェーン店です。

本格ステーキ・ハンバーグがとても人気ですが、実はこのステーキ・ハンバーグ以外にもサラダバーがあり、サラダもバランスよく堪能できることでも有名です。

普段の夕食時間より、予定があって遅くなってしまったけど、ビッグボーイのステーキ・ハンバーグをガッツリ食べたいとき、ありますよね。

そんなとき、飲食店では「深夜料金」というものが発生する場合があります。それは店によって、また時間帯や深夜料金の設定もそれぞれですが、このビッグボーイにはあるのでしょうか。

実は、このビッグボーイでも22時以降になると10%の深夜料金が発生します。グランドメニューにも「夜10時以降ご利用のお客様には深夜料金として10%加算させていただきます」という一文が添えられています。

そこで今回は、ビッグボーイで深夜料金があるのはなぜなのか、他のファストフード店で深夜料金がないところがあるのはなぜなのかについてみていきたいと思います。

スポンサードリンク

ビッグボーイに深夜料金があるのはなぜ?

そもそも、「深夜料金」というのはなぜあるのでしょうか。この「深夜料金」というものですが、字のごとく「深夜」というだけあって通常の夕飯の時間帯よりも遅い時間ですよね。

最近の飲食店において、ガストやココスなどファミリーレストランでは当たり前のように「深夜料金」が加算されています。

この「深夜料金制度」をとるようになった一番の理由は、やはり「人材確保」と「利益確保」の2つからだと言えます。

「人材確保」の観点からみると、当然ながら22時以降に働きたいという人は多くないはずです。友人と生活リズムが違えば遊ぶ時間もなくなり、昼夜逆転生活を送ることになります。

また「利益確保」の観点からみると、消費税増税や物価上昇によって外食を控える人が多いため、売り上げを確実に確保するのは難しいということが言えます。

そして「深夜料金」が発生する最大の理由は「労働基準法の第37条第4項」において

「使用者が、午後十時から午前五時まで(厚生労働大臣が必要であると認める場合においては、その定める地域又は期間については午後十一時から午前六時まで)の間において労働させた場合においては、その時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の二割五分以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない」

と法律で定められているためです。これは22時以降の給料の支払いにおいて雇用主は労働者に25%以上増やす必要があるということです。

法律で決められている以上、どうすることもできませんよね。雇用主は通常メニューに深夜料金を加算せざるを得ないということになります。

他にも日中の明るい時間帯であれば、使わないであろう照明器具などの電気代や、深夜ならではの在庫管理に関する料金発生も考える必要があります。

利用する消費者側からはまったく見えないことも、提供する店側にとっては、いたしかたない状況だということが分かりますね。

ファストフード店で深夜料金がないところがあるのはなぜ?

しかし、ここでひとつ大きな疑問があります。深夜営業している飲食店すべてにおいて深夜料金が発生するわけでありません。

例えば、牛丼チェーン店や駅前によくある立ち食いそば店などいわゆるファストフード店において、「深夜料金」は発生しないことが多いのです。

その理由は、24時間営業など深夜をメインで営業している飲食店では、入り口に自動券売機を設置したり、必要最低限の人数で店を運営できるよう、客席をカウンター席のみにしたり、「ワンオペ」でも可能な店づくりになっていることが多いからです。

また、そういった店は深夜や早朝に働く人が利用しやすい店として広く知られているため、リピーターも多く深夜帯の売り上げが元々高い傾向にあります。

これらを総合的に見ても、深夜料金という特別な料金を加算しなくても、十分利益を得ることができるということになります。逆に深夜料金が発生しないからこそ、消費者も定着するというわけですね。

スポンサードリンク

ビッグボーイの深夜料金について【まとめ】

ビッグボーイに限らず、多くのファミリーレストランでは深夜料金が発生します。深夜料金が発生する時間としては22時以降、10%を加算する店が多いことが分かります。

一方で牛丼店や立ち食いそば店などのファストフード店では、深夜料金が発生することなく、通常料金で食事をすることができます。

深夜料金が発生する理由としては
①人材確保
②利益確保
これら二点から仕方がないことだということが分かりました。

22時以降になると、通常メニューの料金に深夜料金が加算されるビッグボーイですが、本当に食べたいものを食べたい時間に食べることの引き換えに、仕方がないと納得するかどうかは、あなた次第のようですね。