ミスドでquicpayは使えるの?独自の商品陳列とquicpayの密接性とは?
quicpayとは、店の端末にカードやスマートフォンをかざすことによって、簡単に支払いが完了する電子決済サービスです。
現金払いよりも時短なことに加え、quicpayの導入により人件費を大幅に削減できるというメリットもあり、コンビニエンスストアを始め、ドラックストアや百貨店、娯楽施設、タクシーなど多くの企業がこのサービスを採用しています。
飲食店も同様で、「マクドナルド」「ロッテリア」「吉野家」などの全国的に展開しているファーストフード店でもquicpayが普及しています。
しかし、実際に利用率が高くどの店でも使えるかというとそうではなく、まだまだ導入していない企業も数多くある。
「ミスタードーナツ」もquicpayを使用していない企業の一つです。
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ミスタードーナツでquicpayは使えるの?
ミスタードーナツは、アメリカ発祥でドーナツを売りとしたチェーン店です。
日本では1971年に1号店をオープンし、現在では全国で1300店舗展開しています。
ただ、これだけ日本に普及しているにも関わらず、先ほども記述したようにミスタードーナツはquicpayを導入していません。
quicpayを導入しない理由として、私はミスタードーナツの店内構造と商品陳列が密接に絡んでいると考えています。
他のファーストフード店と比べたミスタードナツの特徴
他のファーストフード店と比べたミスタードーナツの特徴は、お客様が商品を自分で取ってレジまで持っていく点です。
基本的に多くのファーストフード店では、列に並んでいる間に、店内の至る所に貼られてあるメニューを見て注文を決めます。会計をスムーズにするために店員が並んでいるお客様に注文を聞きにいく店舗もあります。
お客様は会計が完了するまで商品に触れることは勿論、実物を見ることもありません。
しかし、ミスタードーナツでは実物を見ながら商品を選ぶことが出来ます。
私自身、小さい頃は自分で商品をトングで取るのが好きでした。商品を自分で取るという点では、パン屋も同様と思われますが、パン屋とも少し違うのが、商品を取るのも列に並ぶという点です。
パン屋の場合、比較的商品を陳列している棚が広く分けられていて、決まったお客様から会計の列に並ぶという順序ですが、ミスタードーナツの場合、商品を陳列しているスペースが小さく1列に全て並んでいるため、最初に列に並び、最初に並んだ列の順番で会計をします。
ミスタードーナツの商品陳列のデメリットとquicpayの関係
このミスタードーナツの店内構造と商品配置は、勿論良い面もありますが、回転率が非常に遅いというデメリットもあります。
好きなドーナツがあり何を購入するか決めているお客様もいますが、多くはその場で何を食べようか決めます。私も友達と行った際は、何を食べようか相談したりお勧めを言い合ったりしながら決めます。
また、先ほども記述した通り自分でトレーに載せるため、慣れていない人や子供は時間がかかります。早く決まる人もいる中で、じっくり考えたい人もいます。特に、ミスタードーナツは子供連れやお年寄りが多いのも特徴です。
ミスタードナツは、スピードが何より大事というわけではないのです。
会計がどんなにスムーズであっても、列が詰まれば意味がありません。逆に、前に並んでいるお客様がどんどん進むことによって、「早く選ばないと」と、焦ってしまいお客様満足度が落ちてしまいます。お客様に変な気遣いをさせないためにも、レジで多少の時間稼ぎをするのも大事なのかなと思います。
ミスドでquicpayは使えるの?【まとめ】
とはいえ、ミスタードーナツは電子マネーを全く推奨していないわけではありません。
ミスタードーナツ独自の電子マネーもあります。東京オリンピックに向けて、国全体がキャッシュレスを目指しているのも無視できません。ミスタードーナツにquicpayが導入される日も、きっと遅くはないでしょう。
キャッシュレスを推奨する中で、店側の利益だけでなく、お客様の気持ちに寄り添いながら、常に「お客様ファースト」の精神を持ちながら、お店が改造指定行くことを願います。