メダカの卵ほったらかしで育てられる?放置でも卵の生存率を上げる対策

メダカを繁殖させたいけれど、忙しかったり、手間を省きたかったりで、出来ればほったらかしで卵を育てたい、と思っている方は多いのではないでしょうか。

「メダカの卵はほったらかしでも育つ?」

「飼育者によるお世話は必要?」

同時にそんな疑問も持たれると思います。

メダカの卵を放置して育てるか、きちんとお世話をして育てるかでは、どうしても生存率に差が生じることになります。

今回は、可能な限り生存率を高めてメダカの卵をほったらかしで育てる方法について解説させていただきます。

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メダカの卵をほったらかしにしても育つのか?

結論、メダカの卵はほったらかしでも育ち、孵化することができます。

メダカは他の一般的な動物たちとは異なり、卵は産みますが卵や我が子のお世話をするような生物ではありません。

自然界でもメダカは卵を産んだらその後はほったらかし、放置されます。

その為、当然飼育下においてもそれは同じです。

しかし、冒頭でも少し触れましたが、ほったらかしでは産んだ卵の生存率は下がるリスクが伴います。

「メダカの卵をほったらかしにしても育つ?」に対する答えは「イエス」なのですが、生存率に関わる為、「飼育者によるお世話は必要?」に対する答えも「イエス」なのです。

次の項目でメダカの卵の生存率が下がる原因について解説します。

メダカの卵の生存率が下がる原因

メダカの卵の生存率が下がる原因はいくつかあります。

・成魚メダカに卵を食べられてしまう
・水温が適正ではない
・水質悪化による卵へのカビ発生
・日照時間が短い

メダカは習性として、口にできるものはなんでも食べようとします。

残念なことに、自分や仲間が産んだ卵でも例外ではありません。

水温も重要で、低すぎても高すぎても卵は育ちません。

25℃が最適な水温です。

カビの発生にも注意が必要で、メダカの卵の中には無精卵があり、この無精卵に白いカビが生えやすく、まわりの有精卵にカビが移ってしまい、卵が死んでしまいます。

また、メダカの卵の孵化には日光などの光も影響し、日照時間が不十分だと卵の成長も遅れます。

これらさまざまな原因で卵は死んでしまうので、生存率を最大限高めるためには飼育者によるお世話が必要になります。

ほったらかしでもメダカの卵の生存率を上げる対策

前の項目の、メダカの卵の生存率が下がる原因に対して対策された環境を整えることで、放置でも卵の生存率を高めて育てることができます。

卵にとって適した環境を準備してあげましょう。

*飼育容器内の成魚メダカは最小限に

飼育容器内に成魚メダカが多いと、それだけ卵を食べられるリスクは大きくなります。

卵を産卵するためのオスとメス1ペアのみ残しておけば、卵の生存率を高めることができます。

ただし、メダカ同士にも相性がありますので、しばらくしても卵を産み落とさない場合は、別の個体と交代させて相性のよいペアを見つけましょう。

*大きめの飼育容器で飼育する

水量が多ければそれだけ水質の変化が少なくなり、汚染もしにくくなります。

前述の最低限のメダカの数であれば、その恩恵も最大限活かすことができます。

*屋外で飼育する

ほったらかしでのメダカの卵の飼育は、屋外での飼育が適しています。

屋外飼育は、自然に近い環境が飼育容器内にでき、メダカの卵にとってもよい環境をつくりやすくなります。

前述の大きめの飼育容器も置きやすく、日光が当たり卵の成長を促してくれ、水質を改善させてくれるバクテリアも繁殖しやすくなります。

*暖かい時期に繁殖させる

前述の最適水温25℃を維持するには、ヒーターなどで水温を管理する必要がありますが、最高気温が25℃を超える程度の季節に、屋外で卵を飼育することで水温も安定させやすくなります。

地方によって気温も異なるので、お住いの1年の気温を確認して、繁殖させる時期を定めましょう。

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メダカの卵をほったらかしにしても育つのか?【まとめ】

メダカの卵はほったらかしで育つのか?と、生存率を高める方法について解説させていただきました。

メダカの卵は放置しても育ちますが、何の対策もしていなければ、孵化まで至ることができる卵は少なくなります。

放置で卵を育てたい場合は、今回紹介させていただいた対策を実施して、可能な限り卵の生存率を高めましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。