猫の多頭飼いの餌やりのコツ!横取り防止や回数について解説!

猫の多頭飼いで一番困るのが餌です!

同じ餌、同じ量を食べていても、太る子やガリガリの子、お腹を壊しやすい子や、よく吐く子。同じ親兄妹でも体質が違うので、餌を変える必要がある場合も多々あります。

で、各、猫達の食べる物が違えば、「隣のご飯が美味しそう、食べたいなぁ。」となるのは、猫も人も同じですよね。

以下は、猫12匹の多頭飼いの我が家の経験や対策を元に書いてみました。

参考になれば幸いです!

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猫の多頭飼いの餌で困ることは?…皆が同じ餌でいいの?

猫の多頭飼いの餌はみな同じ餌でいいわけではありません!

まず、多頭飼いでも、皆が同じ餌で大丈夫か?というと、そうではない場合があります。

例えば、赤ちゃん猫や、老猫は見た目からも分かるように、餌を変えてあげた方が良いのは分かりますよね。(ドライフードよりもウェットフードなど)

そして、成猫が普通にガツガツ食べていれば「大丈夫!」とも思ってしまいますよね。

成猫でも餌によっては、嘔吐が頻繁に起きたり、皮膚病(アレルギー)を起こしていたりもします。
(抜け毛が多いとか、フケや掻きむしり傷が多い場合には、皮膚病の可能性も)

そして、一番分かりにくく怖いのが、‟尿路結石症(尿石症)”だと私は思っています。

=尿路結石症とは=
膀胱内に結晶が出来てしまい、その結晶で膀胱内に傷をつけたり、石になった結晶で尿管を詰まらせ、オシッコを出せなくしてしまう病気です。

・オシッコの中に、マグネシウム・リン・カルシウム分などのミネラル成分が増えたり、尿の㏗バランスが崩れて結石が出来てしまいます。

・尿石には、“ストルバイト”“シュウ酸カルシウム”とあり、尿管の狭い雄猫はストルバイト結晶が詰りやすく、中~高齢猫に多いのがシュウ酸カルシウム結晶になりやすいです。

※尿路結石症がなぜ怖いか※
餌に含まれるマグネシウやリンやカルシウムが、静かに膀胱内で結晶となり、ある日突然尿管を詰まらせ排泄困難になります。

1日以上オシッコが全く出なくなれば、命に危険が及ぶ尿毒症になるから怖いのです。

※しかし、マグネシウム・リン・カルシウムは、どの餌にも含まれている成分で、猫にとって必要な栄養素でもあります。
(裏の表示を確認し、少ない餌を選ぶのが良いかと)

餌の横取り防止対策は?

各ケージなどの個室を持っていて、食事は各ケージで!が一番良いのでしょうが、「そんなにケージを持っていない。」と言うお宅が多いと思います。

我が家は12匹の多頭飼いで、勿論12個のケージなんてありません。

そこで、我が家が行っている対策が、餌場を分けることです。

・同じ種類の餌を食べる子どうしを同じコーナーにします。
 同じ部屋でも、反対側に置いたりして。

・食べるのが遅い子は、台所やドアを閉められる部屋で。
(我が家では台所で調理中に食べてもらいます。猫の食べる姿は私の癒しです。)

・どうしても横取りする子は、足りない可能性もあるので、量の見直しや、太い子には、肥満対策の餌を試してみるのも良いと思います。

置き餌はダメ?毎食分けて準備するの?

私は、「どうしても…。」という時には、ドライフードであれば良いのではと思っています。

餌の回数は、体質の違い。年齢の違い。食べ終わる早さの違い。同じ年齢でも、ちょこちょこ回数を食べる子とまとめ食いの子とでも、違いますから

以上に気を付けるために

同じ餌を食べても大丈夫な物を探し出すこと!

・多頭飼いで置き餌だと「食べれない子がいるかも…」と、沢山入れてしまいますが、入れ過ぎないこと。
(よく食べるが沢山食べてしまい肥満の原因に)

・回数を分けて食べる子や、遅い子には、飼い主さんの在宅中に、数回の餌タイムを行い補ってあげてください。

・どうしても置き餌をしなくてはいけない場合には、残った餌は処分し、器は毎回洗ってあげてください。
(唾液の付いた残りの餌は、腐敗しやすく菌が繁殖し歯周病の原因にも…。)

・お仕事で毎日同じ時間ぐらいに準備出来ない飼い主さんには、自動餌あげ器もおすすめです。

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猫の多頭飼いの餌やり【まとめ】

・猫の餌はその子の体質に合った物を選びましょう。(多頭飼いでなくても)

・体質に合わない餌は、病気の原因になってしまうことがあります。

・尿路結石症は命の危険があります、
オシッコが出ていない時には、すぐに病院へ!

・横取り対策は、餌コーナーを分ける。
それでも食べに来る子は足りていないのかも…。
量の見直しをしてみて。

・肥満の子は肥満対策の餌なども試してみては?

・置き餌をするなら 器はこまめに洗いましょう!
食べれていない子のケアは在宅中にしっかり行いましょう。