犬が頭をぶつけた!元気な様子なら病院へ行かなくても大丈夫?

大切な愛犬が、高さのある場所から落下したり、遊んでいて転んだりして、頭をぶつけたときはとても心配になりますよね。

頭をぶつけたときは、人間でも犬でも同じように焦るものです。
そして、体に異常がないか観察したり、病院へ行ったりして、状態を把握することが重要ですよね。

今回は、犬が頭をぶつけたときに飼い主が取るべき行動と、注意しておくべき症状や対策についてご紹介します。

もし、頭をぶつけたときは、慌てずにどのように行動したらいいのか、参考にしてくださいね。

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犬が頭をぶつけたとき

犬は若ければ若いほど元気があって、遊びもイタズラも大胆ですよね。

そんな中で、ソファやベットから落下したり、転んでしまったりしたときに、頭をぶつけたらとても心配になりますよね。

頭をぶつけたときは、まず飼い主としてどのように対処したらいいのでしょうか?

人間と同じように、犬も頭をぶつけたとき、打ちどころによっては命に関わることや後遺症が残る場合があります。

もし愛犬が頭をぶつけたときは、慌てずに愛犬の状態をしっかりと観察しましょう。

ふらついている、目の焦点が合わない、ぼうっとしているなどの症状がある場合は注意が必要です。

ぶつけたあと何も異常がなくても、次の日にぐったりしていたり、発熱したりする場合もあるため、少しでもおかしいと感じたら早急に病院へ行くべきです。

頭をぶつけたときに出てくる症状

頭をぶつけたときは、たんこぶができるような外側を怪我しただけなのか、脳などの体の中に異常をきたすものかで、状況は違います。

脳などに影響を起こす場合に出る症状を、いくつかご紹介します。

*痙攣•麻痺が起こる

外傷により、神経の一部が障害を受けた場合に手足に痺れが起こり、痙攣を起こして手足が上がったままの状態になることがあります。

手足がピンと伸びて、つっているような症状が見られた場合は、慌てずにゆっくりさすって愛犬を落ち着かせてあげましょう。

一刻も早く病院へ行くことを考えましょう。

*ぐるぐる旋回する

左右どちらかの方向に、ぐるぐると旋回する行動のことを言います。

また、頭を左右のどちらかに傾けたままの状態になることもあります。

脳の中央や前庭領域にダメージを与えたときに、このような行動をとる場合があります。

脳にダメージを受けると、よだれが止まらなかったり、嘔吐したり、別の症状も起こるため、とても緊急度が高いと判断しましょう。

*意識障害を起こす

頭をぶつけた直後は、その痛みやショックから無気力な状態でぼうっとなる場合があります。

刺激に対する反応が全体的に薄れるため、神経性の異常を発症している可能性があるため、緊急度が高いと判断しましょう。

お気に入りのおもちゃや、ご飯に対する呼びかけにも反応が薄く、ふらふらしているようなら、病院へ行くべきです。

落下や転倒における対策

頭をぶつけたけど、すぐに元気になって何事もなかったので良かった、ということもあるでしょう。
しかし、何も対策しなければ、同じことが何度も起こる可能性があり、重大な怪我につながることになりかねません。

飼い主として、愛犬の健康と安全を守る義務がありますよね?

例えば、ソファーやベットなどは、愛犬がジャンプして上り下りが簡単にできてしまう中で、落下する危険性も高いです。

さらに、小型犬の場合はそこから転落しただけでも、頭をぶつけたり大きな怪我をしたり、危険が多い。

特に、チワワやポメラニアンなど、華奢な小型犬は特に注意が必要です。

危険を避けるためには、ベットには愛犬用の階段を設置して、階段を使って上り下りさせるように訓練してみてはどうでしょうか?
ソファの足元には、クッション性のあるマットを敷いて滑りにくくしてみてはいかがでしょうか?

また、階段やベランダ、段差のある場所へは愛犬が入れないように、ペットガードをすることもおすすめです。

「頭ぶつけた!どうしよう!」と、慌てる前に落下や転倒防止の対策を、しっかりとっておくことをおすすめします。

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犬が頭をぶつけた際の対処法【まとめ】

愛犬が頭をぶつけたときは、愛犬の様子をしっかりと観察して、少しでも異常がある場合は、早急に病院へ行くべきです。

落下や転倒により、「キャン!」と鳴いてくれれば怪我をしたのか?などに気づくことはできるかもしれません。
しかし、犬は痛いとも調子が悪いとも発することはできないので、飼い主さんは常に愛犬の様子をしっかり観察することが必要ですよね。

愛犬を危険から守れるのは、飼い主さんしかいません。
健康で、長く一緒にいられる時間を過ごせるように、安全対策もしっかりとってくださいね。