小型犬に必要な生涯費用はどのくらい?ワクチンや医療費を知ろう

犬を飼おうと決めたときに、必要な生涯費用はどのくらいかかるのか不安になるものです。

小型犬1匹にかかる費用には、どんなものがあって、どのくらいかかるのか、なかなか想像し辛いでしょう。

犬には予防接種や、医療費がかかるとなんとなく想像は出来たとしても、実際の費用はわからないものですよね。

ちゃんと費用を理解しておくことで、「こんなに費用がかかると思わなかった」「そんなことに費用が必要なの?」などと、あとからびっくりしなくてもすみますよ。

犬種や、飼い方によっても違いはありますが、小型犬に必要な生涯費用の目安の参考になるようにご紹介していきますね。

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子犬を迎えるときに必要な費用

子犬を迎えるとき、最初にかかる費用がいくつかありますのでご紹介します。

登録費用

犬を飼うときには、住んでいる市区町村へ申請と登録が義務付けされています。
地域によって違いはありますが、登録料は3,000円程度です。

予防接種費用

2種類の予防接種費用があります。

●狂犬病予防注射
年に1回の接種が義務付けされています。

1回目の接種費用は、3,500円程度(狂犬病予防注射済票交付手数料550円込み)です。
2年目には、住んでいる市区町村から動物病院以外での予防接種会場と日程が記載された案内ハガキが届きます。

●混合ワクチン摂取
子犬の場合、16週齢までに3回の接種をする場合がほとんどです。

ペットショップで子犬を飼う場合、1回目の接種が終わっていることもあるため、飼い主が接種するのは2回程度が多いです。

費用は、動物病院によって多少の違いはありますが、1回あたり8,000円程度でしょう。

検診費用

子犬を迎える場合、ペットショップなどから「赤ちゃん検診」や「健康診断」をおすすめされます。

簡単な健康チェックも含めると、1回の検診あたり3,500円〜9,000円程度でしょう。

赤ちゃん検診として、2回目まで検診無料としてくれる動物病院があったりもします。

マイクロチップ情報変更手数料

子犬に装着されているマイクロチップの名義変更手数料が必要です。

申請手数料は、300円〜1,000円です。

また、ペットショップやブリーダーさん以外から子犬を迎える場合で、マイクロチップの装着を希望する場合は、飼い主さんが動物病院に依頼する必要があります。

マイクロチップ装着費用は、3,000円〜10,000円程度が相場でしょう。

生活用品費用

子犬を迎えるということは、子犬にとって必要な物を揃える必要がありますよね。

子犬にとって必要なものは、以下の通りです。

●サークル・ケージ
●クレート・キャリー
●ベット
●ごはんを入れるお茶碗
●水入れ
●トイレ
●トイレシート
●リード
●首輪・ハーネス
●おもちゃ
●爪切り
●ブラシ
●歯ブラシ
●耳そうじグッズ
●ドッグフード

とてもたくさん、細かく準備してあげる必要がでてきます。

毎月かかる費用

毎月かかる費用には、2種類あります。

ドッグフードやおやつ

小型犬1匹に対し、毎月約3,000円〜10,000円程度です。

小型犬の大きさだったり、食べる量だったり、違いこそありますが、市販のドッグフードは使っている素材や製法によっても金額は異なります。

また、動物病院で購入する場合はドラッグストアで購入するよりも少し高いものだと理解しておきましょう。

日用品

トイレシートや犬用ウェットティッシュ、歯磨き粉やシャンプー、おもちゃなどにかかる費用です。

おおよそかかる費用は、1カ月に1,000円〜6,000円程度です。

医療にかかる費用

医療は、3つにわけてご紹介します。

避妊・去勢手術

避妊・去勢にかかる費用は、オスとメスで違いがありますが、およそ24,000円〜80,000円程度です。

費用には別途、事前の血液検査や術後のケア費用、投薬費やエリザベスカラーの費用などが必要です。

また、避妊・去勢手術は、ペット保険の対象外になることを知っておきましょう。

予防接種・定期健診

年間に必要な費用は、30,000円〜50,000円程度です。

●ノミ・ダニ予防薬
●フィラリア予防薬
●狂犬病予防接種
●混合ワクチン接種
●健康診断

病気・ケガの費用

病気やケガの状態によっても、かかる費用は違いますが、年間で40,000円〜60,000円程度かかります。

臨時でかかる費用

犬を飼うことでかかってくる費用には、臨時的に必要となるものも多くあります。

金額は、どこで何をするかで違ったり、預けるペットホテルによって違ったりしますので、どんなものに費用がかかるのかをご紹介します。

1.トリミング代
2.サプリメント代
3.トレーニング教室代
4.ペット保険代
5.洋服・被り物代
6.光熱費
7.家財の修繕代
8.防災用品

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小型犬の生涯費用【まとめ】

小型犬を1匹迎えるにあたり、その子にかかる生涯費用にはどんなものがあるかわかって頂けたでしょうか?

ペット保険やトリミング費用など、任意でかかる費用なども全て含めると、愛犬にかかる生涯費用は200万円以上必要です。

愛犬にかかる費用の大きさにびっくりしたかもしれませんが、愛犬が飼い主にもたらしてくれるものはかけがえのないものです。

お金をかければかけただけ、愛犬が幸せになれるということでもありません。

子犬を迎えるときには、迎えたあとに必要な生涯費用がどのくらいなのかを、ちゃんと理解しておくことが飼い主として必要な心構えです。

今回ご紹介した内容を頭に入れ、どこにどれだけ費用をかけていくべきか、ちゃんと考えてみてくださいね。