小型犬に与えていいりんごの量と1日の目安は?皮も食べさせていい?

まず最初に、小型犬にはりんごを与えても大丈夫です。

りんごは健康にとって嬉しい栄養素が豊富に含まれているため、適量であれば小型犬にも与えて大丈夫なのです。

ただし、与える量を間違えると、健康を害してしまい逆効果になることもあるので、愛犬に与えてもいい適量を知っておくことが必要でしょう。

今回は、愛犬がおいしくりんごを食べれるように、与えていいりんごの量や与え方などについてご紹介します。

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小型犬がりんごを食べることで得られるメリット

りんごは栄養素が豊富で、健康をサポートしてくれるという大きなメリットがあります。

りんごに含まれる栄養素をみると、メリットがよくわかります。

●水分量:
84.1%

●カリウム:
血圧を下げ、ナトリウムの排出をサポート

●食物繊維:
血糖値の急激な上昇を防ぐ
腸内の善玉菌を増やしてくれる
スムーズな排便をうながしてくれる

●りんご酸:
新陳代謝を活発にしてくれる
乳酸が溜まるのを減らして疲労回復につなげる

●りんごポリフェノール:
体脂肪の蓄積を防止
動脈硬化の抑止

りんごの栄養素をみると、愛犬にとってとてもいいメリットをもたらしてくれることがわかりますよね。

小型犬に与えるりんごの量はどのくらい?

りんごの栄養素はわかったとして、小型犬にとって必要な栄養素が全てそろっているという意味ではないため、あくまでもおやつやご飯のトッピングとして与えましょう。

おやつやトッピングの1日の量の目安は、1日に必要な摂取カロリーの10%程度にしておくことが大切です。

おいしそうに食べるからと、与えすぎてしまい下痢や嘔吐に繋がったこともあるので、与える量は、しっかりと調整してあげてくださいね。

りんごの皮は食べても大丈夫?

りんごの皮や、皮と実の間にも栄養素は含まれているので、皮ごと食べさせても問題はありません。

しかし、皮は消化しづらいので与える場合はすりおろしてあげるといいですよ。

また、りんごの皮には農薬やワックスなどがついている場合が多いため、無農薬や有機栽培以外のりんごの皮は食べさせない方がいいでしょう。

りんごを食べさせる場合の注意点

小型犬は、りんごを食べても大丈夫ですが、食べさせる場合の注意点があります。

今回は、3つにまとめてみましょう。

食物アレルギー

初めてりんごを与えるときは、少量にして様子をみましょう。

りんごにアレルギーがある場合、30分〜48時間以内になにかしらの症状がでるため、愛犬の様子をしっかりチェックしてあげてくださいね。

皮膚の赤みや発疹、下痢や軟便、目や耳を痒がる、嘔吐するなどの症状が出た場合は、すぐに獣医さんに相談しましょう。

与えすぎ

りんごを与えるときは、何度もいいますが「与えすぎには注意」することです。

与えすぎは、肥満や体調不良に繋がるため、与えすぎずにおやつやトッピングとして食べさせることがおすすめです。

消化しやすくする

犬がりんごを食べるとき、人間のように噛んで食べるということはしません。

ある程度の大きさであれば、噛まずに飲み込んでしまうので、りんごが大きいと消化にも時間がかかり、消化不良を起こす可能性があります。

ある程度の大きさに切って食べさせたり、子犬や高齢犬にはすりおろして食べさせたりと、工夫してあげるといいですね。

せっかく栄養素が豊富なので、与え方もかえることで愛犬が、りんごをおいしく食べることができますよ。

小型犬に与えてはいけないりんごの部位

食べさせてはいけないのは、「芯・茎・種・葉」です。

これらの中には、食べることで腸内で分解されたときに有害になる成分が含まれています。

食べた量が少なければ、体内で毒素が押さえられて排出されても、量が多いと最悪な場合は命に関わることもあります。

りんごを与えるときは、食べていい部分とそうではない部分をしっかりとわけてあげてくださいね。

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小型犬に与えるりんごの量は?【まとめ】

小型犬に与えるりんごの量や、1日の目安についてご紹介してきました。

りんごは栄養素が豊富で、愛犬の健康維持のサポートにもなります。

ただし、与え方や与える量、食べてもいい部分と食べてはいけない部分などがあることを、飼い主はしっかりと理解しておくことが必要です。

体力が落ちたときや、ご飯を残した場合など、すりおろしたりんごを与えてみるのもいいでしょう。

りんごを与える場合の注意点などをしっかりと理解し、愛犬がおいしくりんごを食べれるようにしてあげてくださいね。