犬が後ろ足で体をかくのは皮膚病?早めに対策することが必要

犬はかゆみを感じると、後ろ足でカリカリと体をかいたり、舐めたり噛んだりします。

犬が勢いよく後ろ足で体をかく姿をみていると、痛くないのかな?と思うことありませんか?
そんなに勢いよくかかなくてもいいのに、なんて笑ってしまうでしょう。

かゆみは異常を知らせるサインでもあるため、かゆがっている素振りを長く放置しないようにしましょう。

もしかして皮膚病?などと、気付いてあげることも飼い主には必要なことです。

今回は、かゆみを起こす原因や対策についてご紹介しますので、愛犬がかゆみによるストレスを長く感じないようにしてあげてくださいね。

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犬が後ろ足で体をかく5つの原因

犬がかゆみを起こす原因は、どんなものが考えられるでしょうか。5つにわけてご紹介しましょう。

感染・炎症

フケやカサブタなどの皮膚の炎症などが、かゆみをおこしている原因のひとつです。

何度も後ろ足で体をかくことで、皮膚の状態が悪化してしまい、長くかゆみが続いてしまいます。

寄生虫

初夏~秋にかけて発症する可能性が高く、ノミやダニ、蚊などが原因でかゆみを感じている可能性があります。

アレルギー

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが原因で、かゆみを起こしている可能性があります。

ノミが犬の血を吸っていることで発症する、ノミアレルギー皮膚炎の可能性もあるため、早めの治療が必要です。

ストレス

引っ越しをしたり、新しい環境になったり、ストレスを感じることでかゆみを起こすことがあります。

家族が増えたり、飼い犬を増やしたり、長い間お留守番させたり、いつもと違う環境が続くことでストレスを感じて体をかく行動が多くなります。

腫瘍

皮膚リンパ腫や肥満細胞腫など、すぐには症状が起こらず少しずつ発症します。

診察をするときに、皮膚の一部を切り取るなど、愛犬に大きな負担がかかる病気です。

犬がかゆがっている場所をチェックしよう

愛犬が後ろ足で体をかく姿をみかけたら、しっかりと状態をチェックしてあげましょう。

*耳

耳の中の寄生虫やダニが原因で、かゆみを起こしている状態だと考えられます。

耳の奥がかゆいため、しきりに後ろ足で強くかきむしるという行動をとります。
また、毛の長い犬種の場合は耳の周りに毛玉ができやすいため、気になってかきむしることがあるので、ブラッシングをしっかり行うことをおすすめします。

*目・口まわり

お散歩に出たときに、地面などのニオイをかぐときに土を経由して、細菌や寄生虫に感染する可能性があります。

また、口まわりや目をかゆがっている場合、ニキビダニにより皮膚が赤くただれてくることもあります。
食べ物アレルギーの場合も、目や口まわりに発疹が出たりします。

*お腹

ホルモンの異常分泌が原因で、かゆみを発症することがあります。

皮膚が薄くなり、脱毛もみられるようになる場合もあるので、お腹をかゆがっている場合は内臓疾患も原因の可能性を考え、早めに動物病院を受診しましょう。

*背中

背中をかく場合、ノミやダニが原因で強いかゆみを起こしている可能性を疑いましょう。

状態が悪くなることで、全身の毛が抜けやすくなってしまうため、かゆみの程度と皮膚の状態をチェックしてあげましょう。

*足

お散歩や排泄で、足は地面に接しているため、細菌感染の可能性が高くなることを知っておきましょう。

アトピーや食事によるものが原因の場合もあります。
また、肉球の間にものが挟まっていて気になって舐めている場合もあるので、チェックしてあげましょう。

犬が後ろ足で体をかく場合は早めの対策を

後ろ足で体をかく姿をみかけたら、皮膚の状態をしっかりとチェックしてあげましょう。

以下の状態が確認できたら、早めに動物病院を受診することをおすすめします。

●激しくかきむしっている
●後ろ足で体をかく回数が異常に多い
●かいた部分が出血している
●皮膚に明らかな異常がある
●食べるものを変えた
犬だけでなく飼い主にもかゆみがある
●かく、舐める、かじることを繰り返している
●ノミがいる

かゆみが続くことで、ストレスになり症状が悪化してしまいます。

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犬が後ろ足で体をかく理由は?【まとめ】

後ろ足で体をかくのには、いくつかの原因があります。

かゆみを起こしている原因を、飼い主がちゃんと理解しておくことで、愛犬にストレスなく過ごしてもらえることでしょう。

日々のブラッシングを通して、コミュニケーションをとりながら、愛犬の体や皮膚の状態をチェックしてあげてくださいね。