お焚き上げはどこでもいい?お焚き上げのルールを学ぶ。
お正月の間、自宅を華やかにしてくれる正月飾り。
お正月が終わるとしめ縄や繭玉などの正月飾りをお焚き上げをしますね。
中には、一般ごみと一緒に処分するご家庭もあるかもしれません。
ただ、なんとなく罰当たりのような気がしてしまうので個人的にはしっかりと納めたいなと思うところです。
筆者の地域では、お焚き上げのお祭りを「どんと祭」と呼び、出店が出たりとこれまた楽しいお正月明けのお祭りになっています。
一般的には「どんど祭」と呼ばれているみたいですね。
各地域でお焚き上げがおこなわれますが、「正月飾りを持ち込むのはどこでもいい?」というちょっとした疑問が生まれたりしますよね。
今回は「お焚き上げ」をテーマにルールや、お焚き上げ会場の事情などふとした疑問に迫ってみたいと思います。
しっかりとお飾りやお供え物を納めて、良き1年を過せるようにしましょう!
お焚き上げの場所はどこでもいい?
お焚き上げの場所については、全国各地の自治体などで変わって来るかと思うのですが、多くは神社や地域開催になるかと思われます。
筆者の住む地域は、地元新聞にどんど祭(お焚き上げ)開催の日時や会場などが掲載されるので毎年チェックをして持っていきます。
一般的には近場の会場に持ち込むことがほとんどかと思いますが、自分の地域でなくても基本的にどんど祭会場であればどこでもいい様です。
また、近年では郵送で受付してくれる神社やお寺もあるようなのです。
お焚き上げをしてもらいたい場所のこだわりなどがあるようでしたら、一度調べてみるのも良いかもしれません。
ただし、どこでもいいからと言って、自宅の庭で野焼きをしながらお焚き上げをするのはダメです!
野焼きは法律で禁止されています。
知らずにやってしまうと近隣住民の迷惑になるだけではなく、罰則の対象になりますので、きちんと決められた場所に持ち込みましょう。
お焚き上げのルールとマナー
実はお焚き上げは開催時期により呼び名や意味合いが変わってきます。
今回はお正月のお焚き上げ「どんど祭」のルールやマナーに絞っていきますね。
*燃やせるものと燃やせないもの
どんど祭のお焚き上げで燃やせるものは以下のものです。
2.門松
3.破魔矢
4.お札
主に木材や紙類といった可燃物はお焚き上げとして持ち込みが可能です。
逆に燃やせないものは以下のものです。
2.金属
3.だるま
4.鏡餅などの食品
5.ぬいぐるみ
だるまは場所にもよりますが、まれに持ち込みがOkの所もあるようですが、諸説ではだるまを燃やすと目が悪くなると言われているそうです。
持ち込む前に、事前に確認するのが一番良さそうですね。
また、最近の正月飾りにはプラスチック製の装飾がついた物もたくさんあります。
針金などで装飾を固定していたり鈴がついていたりと、意外に見落としがちな不燃物もありますので、お焚き上げに持ち込む際は、事前に確認してから持ち込むようにしましょう。
どんど祭のお焚き上げは神様をお見送りする儀式で神聖なものになりますが、同時に環境を守るための心遣いも持っておくとよいですね。
古いお守りもお焚き上げに出してもいい?
どんど祭でおこなわれるお焚き上げは主に神社やお正月に関するお供え物を天にお返しする、神様にお帰りいただく行事です。
お守りは神様が宿る物の1つですので、多くの所では持ち込み可能なんだそう。
ただし、神社やお寺によっては他のお宮のものは受け付けていない場合もあるようなので、心配な時は確認してみましょう。
お正月飾り以外の物をお焚き上げしていただく場合は、お賽銭を気持ち多く納めると神様に無礼がなく良いですね。
お焚き上げはどこでもいい?【まとめ】
どんど祭で開催されるお焚き上げには意外と細かなルールが存在するんですね。
もちろん今回取り上げたもの以外にも、各地域自治体では存在するルールがあったりと様々です。
場所もどこでもいいと言いつつ、やはり地域の身近な神様に思いを寄せることが昔からの習わしであったり。
これを機に、自分の周りの神社やお寺などの神様を調べてみたりするのも面白いかもしれませんね。
正月飾りを正しくお焚き上げしていただいて、新しい1年を健やかで豊かな1年にしましょう。