犬のしっぽ切る理由に歴史が関係している?目的やリスクは?断尾について徹底解説!

犬のしっぽを切ることを断尾といいます。

この断尾を何となく知っていても、断尾する目的を知っている人は少ないかもしれません。

しっぽの短い犬はもともと、しっぽが短いと思っていませんか?

犬のしっぽを切るのはかわいそう。

普通に考えると、そう思ってしまいますよね。

何故、断尾の行為があるのでしょう。

犬のしっぽ切る理由はあるのでしょうか。

そこで今回、この記事では犬のしっぽ切る理由を詳しく説明。

目的や、しっぽ切る理由にはデメリットやリスクがないのか併せて解説していきます!

是非、最後までお付き合い下さいね!

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犬のしっぽ切る理由は4つ!

犬のしっぽを見ると短い犬やしっぽがない犬がいます。

犬はもともと短いしっぽではなく断尾をして短くなっています。

理由は歴史的、医学的とさまざまです。

伝統維持

ドーベルマンやコーギーなど一部の犬種は昔から断尾が行われていました。

品評会での見た目重視の結果と言われています。

犬のドッグショーでは犬種標準とし、一部の犬種は断尾することが決められています。

昔から断尾をしてきた犬種は、伝統文化を維持することも理由の一つとなります。

傷つくしっぽを防ぐ

敏感な犬のしっぽは動かすことも多く、傷つく可能性が高いことからしっぽから感染症の病気にかかることが考えられます。

障害物で傷つくしっぽを断尾で防ぐことが、犬のしっぽ切る理由です。

不衛生を防ぐ

毛の長い犬種のしっぽは長いのが特徴です。

外で飼われている犬は汚れから皮膚病につながります。

そこで、汚れてしまう範囲を少なくすることで衛生に保つことができるのも一つの理由となります。

変形をなくす

環境や母犬の状態など、子犬が生まれくる時にはそれぞれ違いがあります。

生まれつき、しっぽが曲がっている子犬がいます。

多少しっぽの曲がりがあっても生活に問題はありません。

ですが、見た目の問題となるのが子犬の価値下落や市場に出せない子犬となってしまうこともあるからです。

このような、子犬の数を減らすことが断尾の理由となります。

犬のしっぽ切る理由の多くの目的は歴史が関係していた!

犬のしっぽ切る多くの目的は人に仕えていた使役犬が関係しています。
断尾には歴史的背景がありました。

また、断尾することが決められていた犬種がいました。

断尾が行われる犬種は狩猟犬、牧羊犬、警備犬と多くが人に仕えていた犬です。

狩猟犬(トイプードル、ミニチュア・シュナウザーなど)は獲物を追うとき長いしっぽは怪我をしやすく、怪我することで化膿してしまう危険性があります。

牧羊犬(コーギーなど)の場合、牛や羊にしっぽを踏まれてしまいます。

警備犬(ドーベルマン)はというと長いしっぽが弱点となりしっぽを捕まれてしまうと考えられていました。

なので、危険から犬を守る目的で断尾します。

仕事をするには短いしっぽの方が安全だからです。

犬のしっぽ切る理由にはデメリットとリスクがある!

ほとんどの犬種が狩猟や牧羊と仕事をさせるためではなく、家庭で可愛がり飼育されていますが、現在でも犬の断尾の習慣が続いているのは、断尾された姿が伝統であるためという理由です。

このような目的の犬に断尾が必要なのでしょうか。

犬のしっぽ切る理由もありますが、その行為をすることでデメリットはないのでしょうか。

痛みを伴う感染症

痛みを伴い、感染症を起こすこともある。
生後2〜10日の生まれたばかりの子犬に麻酔をかけることは危険なことから、麻酔を使わず断尾します。

知覚が発達されていない子犬は痛みを感じていないことから、このように犬のしっぽ切りは行われています。

ですが最近では、子犬も痛みを感じている事実が明らかになっています。

身体能力の低下

犬のしっぽの役割りの一つに身体のバランスを取る意味があるのが、感覚器官のしっぽです。

断尾をすることで慣れるまでうまく歩けなくなることもあります。

意外としっぽには大事な役割りがあります。

例えば、全力で走り曲がるとき断尾していることで、バランスを崩してしまいます。

コミニュケーションが取りづらくなる

犬の気持ちが表れる部位に、しっぽがあります。

しっぽの振り方も嬉しいとき、警戒しているときの感情が分かります。

飼い主さんや他の犬とのコミニュケーションも、取りづらくなります。
このことを考えると、デメリットは大きいでしょう。

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犬がしっぽを切る理由とは?【まとめ】

犬のしっぽ切る理由には歴史的背景があることが分かりました。

ですが、麻酔もせず断尾することが虐待では?

と、反対している人もいるようです。

日本は断尾について、はっきりと禁止する法律はありません。

なので、生後間もなく断尾が基本的に行われています。
家庭で飼われている犬は、狩猟の仕事をさせるためではなく、可愛がることが目的とありました。

また、コミニュケーションやバランスを取るしっぽは犬にとっては大事です。

人間の都合の理由である断尾は、考える必要がありますね。

皆さんも、犬のしっぽ切る理由と断尾という習慣があることを頭に入れておきましょう
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!