圧力鍋があかない原因と対策は?重要な嚙み合わせについて解説!

圧力鍋があかない問題点は蓋と本体の嚙み合わせ方が合っていないことがほとんどです。

三角印のマークや丸印などの目印同士が一致するように蓋と本体を合わせてそこから少し回転を加えて閉めるような設計になっているものが多いです。

目印を合わせてから閉めることを意識せずに閉めると嚙み合わせが悪い状態となり、かなりの力が加えられ固く動かないようなものになってしまうことが起こります。

そうならないためにもこちらを見ていただき、せっかく購入した圧力鍋が長く愛用できるようにしていきましょう。

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圧力鍋があかない、それはどんな時に起きるのか?

圧力鍋があかない問題は前述したように、蓋と本体の嚙み合わせが合わないまま閉める動きを加えたことによるものです。

本来は各メーカーが設定している目印に合わせ、鍋と本体を嚙み合わせてから閉めるように作られています

余計な方向へ力が加わった状態で閉めてしまうと、力持ちの男性でも蓋を開けることは容易ではなくなってしまいます。

圧力鍋のあかない問題は蓋との嚙み合わせ以外にも起こり得ます。

その理由は、「圧力鍋の外部と内部の気圧差」が関係してきます。圧力鍋の蓋が開かなくなる原因は、

①食材を入れた状態で加熱調理し、
②調理後に火を止め、そのままの状態でしばらく放置した場合

に圧力鍋の本体と蓋の間に水の膜ができて密封状態になります。

これをウォーターシールという現象といい、この水の膜ができた原因で圧力鍋の中が高圧状態になってしまったときです。

蓋が本体に対して斜めに噛んでしまった?

圧力鍋の蓋をいつもと同じように閉めたつもりが、蓋が斜めに本体に嚙み合わせてしまい、そのまま加熱調理し冷却放置。

その後、いざ蓋を開けようとするも動かなくなってしまった。こんな状況は圧力鍋を使っていく上で十分に起こりうるものです。

対処法としましては、蓋が本体に斜めに噛み合わさった状態で閉まった場合は、まず蓋の取っ手に当て布をし、付け根左側辺りを叩けるもの(小槌など)で自分の力の3割程度で叩きながら少しずつ蓋を右にずらすように蓋を開けてください。

叩く際、力が入りすぎると蓋が壊れる原因となり、怪我をする恐れも出てきますので注意が必要です。

圧力鍋の蓋をすぐに開けることは可能?

そもそも、圧力鍋は鍋内の圧力が一定値まで下がらないと開けることはできないように設計されています。

中の圧力が高い状態は(加熱調理後すぐ)圧力鍋内部が外気よりも高い圧力がかかっているので無理に開けようとすると、内部の圧が一気に外へ広がることで爆発したような現象が起きます。

その結果、大怪我をする事故が起きてしまうのです。

内部の圧が外気と同じくらいの気圧になれば、圧力表示ピンが下がります。

下がることによって蓋を開けた際、爆発するような現象は起きません。

すぐに開けるようなことは絶対に避けるべきといえます。

ですが、どうしても急ぎの場合は「蒸気を逃がす」または「蓋や本体に水をかけて内部を100度以下にする」を行えば比較的安全に蓋を開けることが可能となります。

ただ、やはり安全面を考えて加熱料理後はしっかりと冷却(放置)し、圧力表示ピンが下がったことを確認してから開けるようにしましょう。

新品の圧力鍋にはありがちな注意点?

新品で購入した圧力鍋によくありがちな問題があります。

新品で購入した圧力鍋はそのメーカーによって、非常に蓋がかたい場合があります。蓋が固く使用前なのに開けられない!ってことで困らないためにもここでポイントをご紹介します。

新品の圧力鍋で蓋がかたい場合は、「ふたを上から少し押してみる」ことを実践してみてください。

なぜなら、蓋の圧力弁が上がって圧力鍋の中に空気が入り込みます。その結果、密閉状態が解消されて、かたい蓋も開けやすくなります。

圧力鍋があかないときは

圧力鍋があかない、蓋が開かないから無理やり開けるといった行動を避けるために上記のポイントを覚えて安全に調理を行っていきましょう。

調理前:小槌などで取っ手左側付け根あたりを優しく叩く
調理後:冷却を行い、圧力表示ピンが下がったことを確認する

どうしても急ぎであけたい場合は、流水等で鍋蓋、本体を冷やしてから行う。

調理中にあけることは絶対に避けてください。大怪我をする可能性が非常に高いので気を付けましょう。

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圧力鍋があかない原因と対策【まとめ】

圧力鍋は非常に便利な調理器具で取扱説明書を守って使用すれば、時間のかかる料理もあっという間に作ることができます。

その反面、高温調理を行いますので加熱後の扱いには気を付けなければいけません。

特に密閉となった鍋内部は大変熱くなっており、気圧差によって蓋を取る際の爆発事故には大怪我を負うかもしれません。

怪我を負ってからでは遅いのでゆっくり慎重に取り扱うことを頭に入れていただいて日々のご家庭のご飯作りを楽しみましょう。