渋谷ハロウィンの経済効果は?マイナスなのに禁止にしない理由を解説!

過去のデータにはなりますが、2011年の渋谷ハロウィンにおける経済効果は560億円と言われており、2012年では805億円、2016年には1345億円と拡大しており大きな経済効果を生み出しています。

そしてその3年後である2019年には1155億円とやや減少しているようにも見えますが、1000億円をの経済効果をキープしている現状となっています。

2021年、2022年はコロナの影響で減少した様子も見受けられますが、コロナへの規制が解かれた今年2023年は前年度の経済効果を上回る事も予測されています。

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地元の渋谷における経済効果

大勢の人々で賑わう渋谷ハロウィンではありますが、なんと渋谷区としてはマイナス経済効果であるといわれています。

経済効果がプラスになっているのは、ハロウィングッズを販売している会社や、夜通しハロウィンイベントをおこなっているクラブなどのほんの一部であるそうで、肝心の渋谷駅周辺の商店はというと、当日のセンター街の売り上げは普段のイベントのない日常と比べてみると大きく下回っているとのことでした。

渋谷ハロウィンを禁止にしないのはなぜ?

*主催者がいない

ではなぜマイナス経済効果であるのに渋谷ハロウィンの開催が無くならないのでしょうか。

渋谷ハロウィンといえば大きなイベントではありますが、誰かが主催しているイベントではなく、多くの人々が自主的に集まって参加しているため、だれもハロウィンイベントを抑制できる人はいない事も中止にならない原因の一つだと言えるでしょう。

実際に区への渋谷ハロウィン中止や禁止や廃止などを求める苦情の声は多くあるようですが、区が開催しているイベントではないため規制を行うことが出来ないとのことです。

*人が集まりやすい場所

渋谷駅は人が多く集まり、また人気エリアで気軽に行けて有名な場所というのも一つのポイントではないでしょうか。

渋谷の近隣では本気のコスプレをして楽しむことは出来ないけれど、渋谷ハロウィンではそれが出来てしまう、渋谷ハロウィン以外ではコスプレを気軽に楽しむことが出来ない、人が多くてより多くの人たちとのコミュニケーションが取れる場所、気軽に声をかけ合って写真撮影ができ羽目を外してしまえる場所だから、等の理由があるのではないでしょうか。

また、羽目を外して楽しんでいる人も少なくはなく、一緒に羽目を外したい人や騒ぎを見物したい人、ナンパや出会いを楽しみたい人など理由は様々ですが、渋谷ではそれらが許される場所と認識してしまっている人もいるのではないでしょうか。

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渋谷ハロウィンの経済効果は?【まとめ】

渋谷ハロウィンの経済効果や禁止にしない理由等についてこれまでお話してきました。

開催場所である肝心の渋谷区の経済効果がマイナスであったり、渋谷ハロウィンに対して批判的な声が多く挙がっているのに反して、渋谷にはイベントを楽しみたいがゆえに多くの人々が自主的に集まってきており、区が主催ではないため抑制・規制を行うことが難しいことがわかってきました。

渋谷ハロウィンといえば迷惑行為も多々報道されているように、参加者の中には迷惑行為を含めて不快に思う人も少なくはないので、マナーを守り、快適な楽しいイベントを意識し、羽目を外しすぎることなく楽しんではどうでしょうか。

そして経済効果がマイナスであるのに、渋谷区ではハロウィン対策費用として多くの金額が動いている事も事実です。

大きな楽しい無料のイベントとして盛り上がる場所である渋谷区に対して、より多くの人が意識して参加することが望ましいのではないでしょうか。