保護猫がずっと鳴いてるのはなぜ?その原因と対策を教えます!

「可愛いと思って保護した野良猫だけど、ずっと鳴いてる…。」

「夜中も鳴いてて可哀そうだし…近所迷惑にもなるしどうしよう…。」と、悩むお気持ちはわかります。

「今さら捨てられないし…。でも、どうしたらいいのか?…泣きたいのは私よ…。」って…。
分かります‼分かりますよその気持ち。

我が家は12匹の多頭飼いをしており、同じ経験をしたことがあります。

子猫を保護したときなどは夜中もずっと鳴いているので、どうして良いのか分からず、私も初めの頃は右往左往したものです。

この記事は、その頃の経験を元にして書いてみました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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子猫を保護したんだけど、ずっと鳴いてるのはなぜ?

子猫の保護猫がずっと鳴いていることで考えられる原因は

①見知らぬ場所が怖い・寒い・不安だから母猫を呼んでいる。
②お腹が空いている。
③オシッコが溜まっていて「お腹が痛い」。
(これは自分で排泄の出来ない赤ちゃん猫にあることです)

などが考えられます。

保護猫がずっと鳴いてる際の対策は?

※母猫の代わりになる物をそばに置く

フワフワの毛布などをフワッと丸めて、母猫の代わりになるように箱に一緒に入れてあげましょう。

子猫が毛布の中に顔を渦くめて潜り込み、母猫にするような「モフモフモミモミ」をすれば安心したと思って良いです。

毛布の中に湯たんぽ(お湯を入れたペットボトルなどでもOK)を入れてあげるともっと安心します。

※温度は50~60度くらいで、火傷をさせないように気をつけてあげてください。

※子猫だからといって牛乳をあげてはいけません!

必ず猫用粉ミルクをあげてください。
牛乳と猫の母乳とは全然成分が違いますから、お腹を壊してしまうことが多いのです。
(赤ちゃん猫がお腹を壊すと脱水症状を起こし、命が危うくなることがありますので)

また、自力で飲めないほどの赤ちゃん猫には、哺乳瓶やシリンジなどで飲ませますが、
《※注意事項》
その時には、絶対に仰向けに寝かせて飲ませることはしないでください
器官に入り肺炎を起こしてしまいますので、これもまた命取りになります。

※排泄をさせてあげる

赤ちゃん猫は自分で排泄が出来ないため、膀胱がパンパンになってしまいます。
オシッコが出ないと、尿毒症という大変危険なことになります。

◎オシッコのさせ方

・右利きの人は、左手の掌に仰向けになるように乗せる。
・人差し指と中指でVを作り子猫の頭を安定するように乗せる。
・腕の下の右脇腹を親指で軽く支え、薬指と小指で反対の腕を軽くはさみながら肩と脇腹を支える。
(この時に怖がって暴れる子や手に乗り切れない子は、タオルなどの上にお尻を軽く乗せてあげると落ち着いてくれます。)
・子猫が落ち着けば、 ティッシュなどで軽く陰部を刺激し排泄を促してあげましょう。

譲渡会や少し大きな猫がずっと鳴いている場合に考えられる原因と対策は?

猫はナワバリを持つ動物ですから、新しい場所には違う臭いや人の匂いがあったりで、「自分の居場所では無い!」と判断しずっと鳴いている子もいます。

①譲渡会などでは他の猫と一緒にいたためどこか安心感があったけど…。

②野良からの保護猫には、部屋の中というだけで恐怖心がある。

③低く小さい声で「ナーオ!ナーオ!」と鳴くのは仲間を呼んでいることもあります。
「ここにご飯があるよー!」や「ここにいるよー!」と知らせているようです。

①新しい環境に慣れるまでの措置
譲渡会からの引取りのときに、その保護猫の使用していた布団や排泄後のトイレシートか砂を貰っておき、その子のケージに一緒に入れておいてあげましょう。
(譲渡してもらう前に毛布などを持参し、その毛布に慣れてもらうのも良い方法です。)

②隠れる場所を用意する
野良からの保護猫には、とにかく隠れれる場所が必要です。

毛布などで暖かくして暗い場所に、水とごはんとトイレを用意してあげましょう。

毛布は畳むのではなく、中に隠れれるように、"クシャ !フワ!”っと丸めて置いてあげましょう。
(猫によっては、大きな毛のフカフカしたぬいぐるみを一緒に入れてあげると、安心する子もいます。)

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保護猫がずっと鳴いてる【まとめ】

ずっと鳴いているのは、不安であったりお腹が空いていたりが原因です。

●子猫を保護するときには、ミルクや排泄などに注意が必要です。

・ミルクは猫用粉ミルク。
・飲ませ方に注意する。
・排泄が自分で出来ないなら介助する。

●野良猫からの保護には少し時間がかかっても焦らず、保護猫から寄り添うのを待つくらいの気持ちでいてください。

・譲渡会からの保護猫は、譲渡の際に匂いのついた布団やトイレシートを貰っておく。
・少し大きな野良の保護猫は、猫が安心して行動が出来るようになるまで、隠れられるような場所を確保してあげましょう。