iDeCoの相談窓口はどこ?金融機関とFPのどちらに行くべき?

節税をしながら自分自身で老後資産を準備できるiDeCo。年々注目が集まっていることから、新たに始めたいと思っている方も多いことでしょう。

しかし、いざ始めようと思っても、やはりネットの情報だけでは不安ですよね。また、運用についてわからないことがあったり、アドバイスが欲しいときに、自分で調べるのは限界があります。

そんな時、iDeCoに詳しいプロに直接相談できたら安心ですよね。

では、iDeCoについて相談したいときは、どこへ行けば良いのでしょうか。

金融機関でも取り扱っているけど、銀行の窓口で聞けばいいの?それともFPなどのプロに相談するべき?

この記事では、iDeCoの相談窓口について詳しく解説します!

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iDeCoの公式相談窓口は無い?!

実は、現在iDeCoについて対面で相談できる公式窓口はありません

iDeCoについて公式に相談しようと思うと、「イデコダイヤル」や「国民年金基金連合会センター」などの電話窓口しかありません。

もちろん、電話対応であれば一般的な相談事項は全て受け付けてもらえます。

しかし、電話越しでは理解がしにくいため、できれば対面で相談したいという方もいるでしょう。
また、電話窓口で受け付けているのはiDeCoの仕組みや手続き等についてです。

具体的な運用方針や、オススメの商品のアドバイスなどは十分対応してもらえません

そのため、ライフプランに合わせてトータルマネジメントをしてもらいたいと考えている方には、この窓口では相談できないということになります。

金融機関では対応してくれないところもあるって本当?

iDeCoは銀行や証券会社等の金融機関で取扱をしています。

そのため、iDeCoを取り扱っている金融機関の窓口であれば、相談することが可能です。
しかし、金融機関で相談をする場合は注意が必要です!

実は現在、金融機関がiDeCoの運用商品について具体的な相談や提案をする場合には、iDeCoの専門スタッフを配置しなければならないというルールがあるのです。

つまり、専門スタッフのいる限られた銀行窓口でなければ、iDeCoについて具体的な相談を受け付けてもらえません。

専門スタッフがいない窓口でも、iDeCoの申込手続き等の簡単な書類手続きのみであれば対応可能なため、銀行に行ったらiDeCoを勧められたという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、そういった窓口では勧誘や手続き受付はしているものの、具体的な相談となると受け付けてもらえません。これではいざという時に困りますよね。

また、銀行や証券会社は当然ながら自社取扱の商品を販売したいと考えています

iDeCoは金融機関によって手数料や取扱商品が異なるため、相談をした流れで申し込んだ金融機関があまり良くなかった、という可能性もあります。

金融機関で相談をする場合は、iDeCo相談窓口が設置されているかや、その銀行の取扱商品について事前にチェックしておく必要があります。

お金のことならFPに相談するのが安心?その理由は?

金融機関以外では、FP(ファイナンシャルプランナー)も相談窓口になり得ます。
FPに相談する場合のメリットは以下の2点です。

①金融機関にこだわらずに商品を提案してもらえる
②iDeCoだけでなく、総合的な運用の相談ができる
③結婚、出産、住宅、教育等のライフプランをトータルコーディネートしてもらえる

金融機関にこだわらずに商品を提案してもらえる

上記の通り、金融機関の窓口で相談した場合、当然ながらその金融機関で取り扱っている商品を提案されます。

他の銀行の方が相談者に合った商品があることや、手数料が安いことは決して教えてもらえません。

しかし、独立したFPであれば、金融機関にこだわることなく、相談者一人一人に合わせた商品を提案してもらえます。

iDeCoだけでなく、総合的な運用の相談ができる

FP(ファイナンシャルプランナー)はお金のプロなので、iDeCoだけでなくその他の金融商品や制度についても網羅しています。

そのため、最初はiDeCoを始めようと思って相談したけれど、実はiDeCoよりももっと合った運用方法があった……という場合でも、総合的にアドバイスをしてもらえます。

もちろんiDeCoについてもとことん相談することができます。

結婚、出産、住宅、教育等のライフプランをトータルコーディネートしてもらえる

FPは相談者一人一人のライフプランに合わせてお金のアドバイスをしてくれます。

今後、結婚や出産などのライフイベントで生活がガラッと変わった場合や、住宅を購入したり、教育資金について考え始めたりした場合にも、その都度相談することができます。

運用は同じやり方をずっと続けるのではなく、ライフステージに合わせてメンテナンスを行う必要があります

iDeCoのポートフォリオ等、年代に応じて継続的に相談できることもFPの強みです。

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iDeCoの相談窓口はどこ?【まとめ】

いかがでしょうか。

iDeCoについて相談したいと思ったとき、方法は3種類あります。

まずはイデコダイヤル等の公式電話相窓口。対面での窓口は無く、制度の仕組みや手続きについてのみの受付です。

次に金融機関の窓口。iDeCo相談窓口以外の窓口では対応していない場合があるので注意が必要です。

また、金融機関で相談した場合、その銀行で取り扱っている商品しか説明してもらえないため、比較検討するには不便な面があるでしょう。

最後にファイナンシャルプランナーです。FPはお金のプロです。

iDeCo以外にも総合的な運用相談ができる点や、ライフプランに合わせたトータルコーディネートもしてもらえる点が大きなメリットです。

お住まいの地域でFPを検索すれば、相談対応を行なっているFPに連絡を取ることができます。

せっかく始めるiDeCo。わからないことや不安なことがあったときには、プロに相談しながらしっかり運用しましょう!