キャットフードをふやかす方法は?メリットや注意点について!

キャットフードのカリカリなどと呼ばれるドライフードは固く歯ごたえがあります。

若く健康な猫にはそのまま与えればいいですが、子猫や高齢猫、体調不良などにより食欲がない子は固いままで粒が大きいと食べにくいようです。

そのようなときはドライフードをふやかして与えることで、必要な栄養を摂取させます。

キャットフードのふやかす方法や、注意点などを解説していきます。

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キャットフードをふやかす理由とメリット

キャットフードをふやかす理由はいくつかあります。

・子猫の離乳食として与え始めるとき

離乳したばかりの子猫は固いドライフードをそのまま食べることができません。

人と同じく離乳食から練習します。

生後3週間頃から離乳食をはじめて、生後3か月には固いまま食べられるように調節していきます。

・高齢猫や歯の問題

猫が高齢になると噛む力も衰えドライフードを食べるのが難しくなってきます。

食べないままほっておくと衰弱していくのみです。

固さが原因で食欲が低下しているのであれば、ふやかすことで改善するでしょう。

・病気などが原因の食欲低下

病気などで食欲がなくなっているときもふやかすことで食べやすくなります。

・消化の促進

一部の猫は、固いキャットフードを消化するのに苦労する場合があります。

キャットフードをふやかすことで、消化を促進し、猫が食べたものをより効率的に吸収できるようになります。

・水分補給

キャットフードには水分が含まれていますが、通常の食事では十分な水分を摂取できない場合があります。

キャットフードをふやかすことで、猫に追加の水分を提供することができます。

・好みや興味の喚起

一部の猫は、ふやかしたキャットフードの柔らかさや香りに興味を示す場合があります。

これにより、猫が食欲を刺激され、食事を楽しむことができるようになります。

キャットフードをふやかす方法

温水を使う

温水を使って、キャットフードをふやかす方法が一般的です。

適量のキャットフードをボウルに入れ、その上から温水を注ぎます。

熱湯ではなく、人肌くらいの35度から37度程度のぬるま湯です。

キャットフードが水に浸る程度の量を使用し、完全に水に浸るようにします。

時間を置く

キャットフードに温水を注いだ後は、数分間(通常は10分程度)置いておきます。

この時間が経過すると、キャットフードが柔らかくなり、ふやけます。

時間はキャットフードの固さや粒のサイズによってもかわるので、様子を見ながらふやかして下さい。

時間経過しても固いときには、ぬるま湯を少し追加し、さらに数分待ちます。

混ぜる

一度時間を置いた後、キャットフードと水をよく混ぜます。

これにより、キャットフードが均一にふやけます。

冷ます

混ぜた後は、キャットフードを適温に冷ましてから与えます。

猫にとって適温であることを確認し、与える前に指で軽く確認すると良いでしょう。

キャットフードをふやかすときの注意点

キャットフードにはたくさんの栄養が含まれており、熱に弱い栄養素もあります。

そのため熱湯ではなく、ぬるま湯でふやかすのです。

ビタミンは熱に弱く、壊れてしまったり、流れてしまったりします。

ふやかした水分は捨てずにキャットフードと一緒に与えます。

水分に流れ出た栄養もとれ、水分摂取にもなります。

傷みやすいのも注意が必要です。

ふやかしたフードはすぐに与え、作り置きはしないでくださいね。

ふやかしたキャットフードは柔らかく、歯に残りやすいです。

猫は歯周病になりやすく、そこから病気につながることもあります。

歯みがきなどをして、キャットフードが残ったままにならないように気をつけましょう。

時短でキャットフードをふやかす方法

ふやかす時間を短縮したい場合についても紹介します。

・ふたやラップをする
・少しだけ電子レンジで温める
・フードを小さく砕く

朝など時間がない時に少しでも早くふやかしたい時に役立つでしょう。

電子レンジは加熱しすぎないよう注意が必要です。

低めのワット数で10秒ずつ加熱しましょう。

かならず与える前に熱くないか確認してくださいね。

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キャットフードのふやかす方法【まとめ】

キャットフードをふやかす理由やメリットは多くありましたね。

固いままでは食べられなくても、柔らかくふやかせば食べやすくなるので食欲が低下している時にもおすすめです。

そのままでも食べられる子はそのまま与えることが一番良いです。

ふやかすのは本当に必要な時のみにしましょう。

ドライフードを食べなくなってしまいます。

ふやかし方のコツや注意点もありますが、猫がしっかり栄養をとれることが大切です。

少しでも食べられるようにいろいろ工夫してみましょう。