浴槽を浅くしたい!底上げして安全なお風呂に改善する工夫とは?

最近のご家庭でみられるお風呂の多くはバスタブと呼ばれるようなものが多いと思います。

浅く足を延ばして入浴出来るような長方形タイプや楕円形タイプのものが大半でしょう。

現在のようなバスタブが主流となる以前は、「バランス釜」と呼ばれるような底の深い浴槽が多く利用されていました。

今でも古い団地や祖父母の家などでみられると思います。

このような底の深い浴槽だと浴槽をまたぐときにバランスが崩れやすく、高齢者にとっては転倒などの危険があります。そこで浴槽を浅くし、安全に入浴できるような工夫をまとめました。

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浴槽を浅くしたい!場合の置くだけ簡単‶浴槽台″

浴槽を浅くしたい場合、手っ取り早く取り入れられるのが「浴槽台」と呼ばれるような浴槽に置いて使用するステップ台タイプのものです。

介護用品や福祉用品で多く見られ、浴槽で動かないように足に吸盤がついていて底にくっつく工夫がされているのですべる心配もありません。

この台を置くことによって段ができ、浴槽を浅くすることができるので、またぐ動作も補助してくれます。

また、踏み台のような役割だけでなく浴槽での椅子の役割も果たしてくれるので、立ったり座ったりの動作も楽になるそうです。

ネット通販やホームセンターなどの介護用品を取り扱うコーナーなどに置いてあります。

価格は3,000円前後から20,000円前後(価格.comより)と大きく幅があり、サイズや素材によってさまざまなようです。

浴槽台人気商品3点!

浴槽を浅くしてくれる浴槽台ですが、様々なメーカーから多種多様販売されています。

その中でも人気の商品を3点ほど紹介します。(2021年7月現在)

アロン化成‶かるぴったんシリーズ″

脚についている吸盤が大きな吸盤の中にさらに小さい吸盤がある作りでしっかり吸着し安定感抜群です。
吸盤にはチェーンがついているので取り外しも簡単にできます。

通常サイズと少し小さめのミニサイズがあり、カラーもレッドとブルー2種類あります。

定価は15,500円(税抜)ほどです。

リッチェル‶すべり止め浴そう台N″

こちらはゴム製の脚に小さな吸盤が5個ついているタイプです。

脚部分はステンレス製で錆びにくく、座面となる天板を取り外せるのでお手入れも簡単です。

また、お風呂用品には嬉しい防カビ加工も施されています。

サイズはコンパクトタイプとワイドタイプの2種類で、カラーもピンクとグリーンの2種類あります。

定価は20,000円(税抜)で少し高めです。

イーサプライ‶浴槽台″

こちらは脚に大きな吸盤が1つ付いているタイプです。

取り外し用にチェーンが附属で1本ついていますが、かるぴったんとは違って吸盤に都度チェーンをひっかけて外す作りです。

前に挙げた2つとは異なりサイズもカラーも1種類ですが、定価が4,980円(税抜)とコストは大幅にダウンします。試しに使ってみたいという方にはいいと思います。

また、軽量というポイントもあります。

他の2種類は2kg~3kgですが、こちらは1.4kgと軽さです。持ち上げするのには軽いほうがいいですね。

浴槽全体を底上げしちゃおう

浴槽台の他にも「浴槽すのこ」と呼ばれるような浴槽の床全体を浅くしたいという方向けのグッズがあります。

名前の通りすのこのような形状をしていて、下面にあたる部分にアジャスターがついており最低5cm程度の底上げからできるようです。

私が調べた限りでは、矢崎化工というメーカーの「浴そう内すのこ」やシクロケアというメーカーの「浴室すのこ」がありました。

浴槽の形状は様々な為、どちらのメーカーもオーダーメイドで購入可能です。

サイズや高さによって価格は異なりますが、下は15,000円(税抜)~上限は93,000円(税抜)と浴槽台に比べてコストは高めです。

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浴槽を浅くしたい!底上げして安全なお風呂に改善する工夫【まとめ】

浴槽が深くてまたぎづらい、もう少し浅くしたい!と思ってもリフォーム工事となるとなかなか踏み切れないと思います。

リフォーム工事ですと、何十万というコストがかかり、工事が終わるまではお風呂も使用できません。

ですが、今回紹介したように浴槽自体に手を加えなくてもグッズによって「浅くしたい」という希望が叶います。是非ご家庭のお風呂にあったグッズ&方法を探してみてください。