米びつに唐辛子を入れた使い方!お米の防虫効果は何本必要なの?
米びつを開けたら何か虫がいてびっくりしたという経験はないでしょうか?
夏の暑い時期や梅雨時に高温多湿な場所などに保存していると発生します。
お米に唐辛子を入れると防虫効果があると言いますが、効果を得るために唐辛子は何本必要なのでしょうか?効果をどのくらい続くのでしょうか?
結論から言うとお米5㎏に対して、乾燥唐辛子を2~3本が目安で効果は1カ月ほどです。
米びつの虫除けとして商品化されているものは主に6カ月~1年と乾燥唐辛子より長持ちするようです。
そんな米びつに唐辛子を入れた使い方や効果を得るために必要本数、また米びつの虫除けの有効期限などをご紹介いたします。
米びつに入れた唐辛子の効果
お米には夏の暑い時期や梅雨時に「コクゾウムシ」や「ノシメマグラメイガ」などの害虫が発生することがあります。
それは湿度が60%以上、気温が20℃を超えると米の害虫が活発に動き始め、特に「コクゾウムシ」は米の中に産卵し、ふ化した幼虫は米を食い荒らします。
そんな害虫からお米に守るために、唐辛子は害虫の発生を最小限に抑える効果があるのです。
唐辛子にはさまざまな効果があり、食用や薬用などに使われ防虫・抗菌効果にも用いられています。
唐辛子には「テルペノイド系化合物」と言う柑橘系の香りの成分が含まれていて、その成分を虫が嫌うため米の防虫に効果があるのです。
また害虫を発生させないようにお米の保存には温度・湿度が大切です。
最適な温度は10℃~15℃で、湿度は60%以下の涼しい場所や冷蔵庫に密閉容器に入れて保存するのがベストです。
米びつに唐辛子を入れた使い方
食用などで唐辛子は生や乾燥のホール・輪切りがありますが、米びつの虫除けに生の唐辛子を使えるのでしょうか?
生の唐辛子には水分が含まれているのでカビが発生する可能性があるので、米びつの虫よけには不向きです。
米びつに乾燥唐辛子を入れた使い方や、効果を得るために何本必要なのかご説明いたします。
米びつにはスーパーマーケットなどに売られている乾燥の唐辛子を使用します。
唐辛子の使い方はお茶用の紙パックに入れて米びつのお米の上に置くだけです。
唐辛子はホールより輪切りの方が効き目は高く、目安の本数はお米5㎏に対して2~3本で、10㎏では5本くらいです。また唐辛子効果は1カ月ほどと言われています。
新しいお米を入れ替えときに唐辛子も一緒に交換すると良いですね。
お米は精米年月日が記載されているその日から劣化が始まっています。梅雨・夏の時期は2週間~1カ月、秋・冬・春は1カ月~2カ月がおいしくいただけます。
保存方法は米びつや密閉容器・ジッパー付きポリ袋などに入れ、高温多湿を避けて涼しい場所や冷蔵庫に保存しましょう。そのときに唐辛子も一緒に入れると効果的ですね。
米びつに防虫効果のある商品
米びつの防虫効果のあるものでは唐辛子の他にもわさび、ユーカリ、炭、なども効果があると言われています。
その効能を利用した商品も多数販売されています。
唐辛子やワサビの商品は容器に入ったゼリー状タイプや粉末タイプなどがあり、少し匂いがついていので敏感な方は気になるかもしれません。
そんな匂いが気になる方にはユーカリの成分入りの商品は匂いがなく、炭の商品は脱臭効果があり無味無臭なのでおすすめです。
設置場所はお米にさしたり、置いたり、つるしたり、とどのような置き方でも効果はあるようですね。
また、有効期限は乾燥唐辛子に比べて10㎏までの対応で6カ月~1年と長持ちします。
米びつの唐辛子の使い方【まとめ】
米びつに害虫が出ないようにお米はキッチンの水回りや、湿気が多い場所の保存はさけましょう。
害虫が嫌う唐辛子はお米の上に置くだけで十分な防虫効果が期待できます。
早めに対処することで保存状態の良いお米を維持することができます。
乾燥唐辛子は食品でも使われていて天然素材のみなので安心ですね。
ただ効き目が1カ月なので入れ替えを忘れてしまいそうな場合は、効果が長持ちする米びつの虫除けを選択することをおすすめします。
保存方法にあった唐辛子の使い方や米びつの虫除けを探してみてくださいね。