米びつが桐のデメリットやメリットは何?選び方のポイントも解説!
我が家は今時珍しいくらいの米好きで、農家から直接60kgを購入し毎月20kg弱を消費しています。
ところで、お米にまつわる一番の問題と言えば、保存の仕方ではないでしょうか?
お米は生鮮品と言われ冷蔵庫で保存するのがベストとはいえ、お米はかさばりますので庫内のかなりのスペースを占領することになり、できるなら冷蔵庫に入れたくないと思っている人も多いでしょう。
お米はできるなら常温で保存したいと思っている人におすすめしたいのが米びつです。
なかでも桐の米びつは、お米の保存に最適だと言われています。
そこで今回は、桐の米びつのデメリットやメリットをはじめ、選び方のポイントやお手入れの方法まで盛りだくさんの内容でご紹介します。
お米を常温で保存したい人は、是非参考にしてみてくださいね。
Contents
桐の米びつのデメリットとメリットは?
米びつと一言に言っても、プラスティックやホーロー、ガラスなど素材はさまざまですが、桐の米びつは他の素材にはない特徴があります。
桐の米びつの特徴を、デメリットとメリットに分けて詳しくご紹介します。
デメリット
プラスティックやホーロー、ガラス製の米びつは、すべて汚れたら水洗いが可能ですが、
桐の米びつは水洗いはできません。
桐は、長く使用していると黒っぽくなったり茶色くなったりことがあります。
これは桐に大量に含まれるタンニンによるもので、空気に触れることで徐々に変色していきます。
メリット
お米を保存する際は温度と共に湿度も大切です。
温度はもちろんのこと湿度が高くても虫がわいたりお米が割れることがあります。
桐は元々小さな穴がたくさん開いている、多孔質という特徴がありますので、米びつの中の湿度を常に一定に保ってくれます。
桐には、防虫効果のある桐特有の成分のパウロニンのほか、防カビ効果のあるセサミンが含まれていますので、カビの発生を防ぎ害虫を寄せ付けない効果があります。
桐には、お茶の渋み成分として知られているタンニンが大量に含まれています。
タンニンが防腐剤の役割をしますので、腐食しにくく長く使えるのです。
桐の米びつの選び方のポイントは?
桐の米びつには、選び方のポイントがいくつかあります。
桐のメリットを最大限に生かしたピッタリなものを選びましょう。
容量
桐には、米びつの中の湿度を一定に保つ効果があるとお話ししましたが、桐ならではのメリットを最大限に引き出すには、米びつの容量が大切です。
米びつが満杯になるほどお米が入っていると、湿度を一定に保つ効果が十分に生かされません。
桐の米びつを選ぶ際は、お米がギリギリに入るものではなく、余裕がある容量のものを選びましょう。
重量
桐は日本では一番、世界では2番目に軽い素材です。
米びつにお米を入れて持ち運びをしたい人は、重量も選ぶ基準に入れておきましょう。
使い勝手のよさ
米びつは、ほとんどの家庭で毎日使用するものですので、使い勝手の良さは選ぶ際の重要なポイントになります。
蓋の開き具合や開口部の大きさなど、お米が取り出しやすいものを選びましょう。
桐の米びつのお手入れの方法
桐の米びつの最大のデメリットは、やはり水洗いができないことです。
洗えないからといって、その都度お米を継ぎ足して使っていては、防虫効果が高いとされる桐でも虫がわく可能性もあります。
ここでは、桐の米びつのお手入れの方法を紹介しますね。
桐の米びつのお手入れは、水で濡らしたものを固く絞る、もしくはアルコールを含ませた布巾で米びつの内側を拭きます。
拭き終わった後は、風通しのよい日陰で干しておきましょう。
米びつが桐のデメリットとは?【まとめ】
今回は、桐の米びつのデメリットやメリット、お手入れ方法について紹介しました。
冒頭で我が家は米好きだと書きましたが、実は、我が家にはまだ桐の米びつがありません。
5kgずつ小分けにして、脱酸素剤を入れたアルミ製の袋に入れて密封し、そのうちすぐに使う5kgだけをプラスティック製の米びつへ入れて冷蔵庫で保存しています。
60kgもの米をすべて冷蔵庫に入れるのは無理ですし、常温に置いて虫がわくのも嫌なので、仕方なくこの方法になったものの、小分けにするのも手間はかかりますし不満はありました。
この記事を書きつつ、常温でも虫がわきにくく、美味しく保存できる桐の米びつの魅力にとりつかれたのは私なのかもしれません。
我が家も桐の米びつの検討をしてみたいと思います。
この記事が、お米の保存方法に困っている方の参考になりますように。