無洗米の吸水時間・水加減はどのくらい?おいしい炊き方と保管方法

お米を洗わなくて済む無洗米は、手軽なので使われている方は多いのではないでしょうか。

その無洗米ですが「炊飯器で炊くと、硬めになってしまう」と聞いたことがあります。

吸水時間や水加減はどのくらいにするとおいしく炊けるのでしょうか?

結論から言うと、おいしく炊くために無洗米の吸水時間は30分~1時間半位がベストです。しかしタイマー機能で一晩浸漬してもお米の品質には問題なく炊けます。

また保管場所にはどこがよいのでしょうか?

そんな無洗米の吸水時間や水加減と冷蔵庫の保管方法を詳しく調べて見ました。

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無洗米の特徴

最近はいろいろな銘柄の無洗米が出回っていますね。無洗米とは精白米から肌ヌカを取り除いたお米で、精白米のように洗わずに無洗米と水を入れるだけで炊飯できます。

そんな無洗米の肌ヌカを取り除く方法を3つご紹介いたします。

ヌカ式

肌ヌカの粘膜性を利用して取り除く。

タピオカ式

米に少量の水を加えてタピオカに吸着させ肌ヌカを取り除く。

水洗い式

米の周りに付いている肌ヌカを洗浄し乾燥させる。

無洗米はこのように何かを加えることなく安全に肌ヌカを取り除いています。

無洗米のメリットは、精白米に比べて洗う必要がないので水道代の節約なり、手順が少ない分時短にもなります。

また精白米には肌ヌカが付着していて水で洗い流すことで米重量が減りますが、無洗米の場合は肌ヌカが取り除かれた状態なので、同じグラム数で炊き上がりと無洗米の方が多くなります。

デメリットはたくさん銘柄の無洗米が出回っているといえ、まだ好みの種類があるとは限りません。

また精白米より高価ですが精白米は肌ヌカが洗い流された量が減るので、炊き上がりと価格的には同じ位かもしれません

無洗米の吸水時間と水加減は?おいしい炊き方

無洗米を炊飯器で炊く時の手順は、無洗米をいれ、水をいれて、水に浸してから、スイッチを押しますね。

その無洗米をおいしい炊くための水加減や吸水時間などをご紹介いたします。

まず水加減ですが、炊飯器の精白米用の水加減だとかたく感じるかもしれません。なぜかというと、無洗米は精白米のように水で洗い流される肌ヌカがないからです。

無洗米は1カップに付き大さじ1~大さじ2位を、3カップだと100㎖をたすとおいしく炊けます。

無洗米用に目盛りがある炊飯器では水加減はそれに従いましょう。

無洗米に水を注ぐとデンプン質が溶けだして白くにごります。ビタミンB1とナイアシンなどの栄養素が含まれているので、そのまま炊くことをオススメしますが、気になる方は軽くすすいでください。

無洗米は洗わないのでしっかり吸水させることが重要です。吸水時間は夏場で30分、冬場で1時間~1時間半位浸漬させるとようですね。

タイマー機能を使って一晩浸漬することもあると思いますが、一晩浸漬していると特に夏場は衛生面やお米の吸水率が心配なのですよね。

そんなときは氷を足してその分水の量を引くという工夫もできます。

お米の吸水率では常温のお米の浸漬は2時間位で吸水が止まるので、吸水し過ぎることはようです。

タイマー機能で一晩浸漬できますが、12時間過ぎる場合は一度お釜ごと冷蔵庫に保管すると安心です。

炊飯器で炊き上がるとすぐに、余分な水分を飛ばし米にツヤと張りを持たせるために底から切るようにほぐしましょう。

無洗米は冷蔵庫に!保管は密閉容器に!

無洗米は酸化しやすい肌ヌカを除去されているので精白米より日持ちしますが、乾燥しやすいのでできるだけ空気に触れさせないようにしましょう。

無洗米の保管方法のおすすめは密閉容器と冷蔵庫です。

保管ポイントは温度、湿度、酸化防止です。冷蔵庫は高温をさけ湿度も一定に保たれます。

お米は10℃~15℃が適温なので、保管場所としては野菜室やドアポケットがベストです。

保管方法では食品用のファスナー付きのポリ袋や、1合や2合を小分けに入れたポリ袋を密閉容器に保管すると便利です。

また密閉容器は害虫や乾燥を防ぎます。

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無洗米の吸水の適切な時間は?【まとめ】

無洗米をおいしくいただくための炊き方や保存方法をご紹介いたしました。いかがでしたか?

無洗米は水の節約や洗う手間がないので時短にもなります。

また栄養面でも優れているのでぜひ洗わずに炊くことをおすすめします。

また、とぎ汁には窒素やリンを多く含ませていて、無洗米はとぎ汁を出さないことで河川の汚染予防になり環境面にも優しいですね。

無洗米の種類はこれからもっと増えてくるのではないかと思います。

そうなるとおいしく無洗米が身近なところで求めやすくなりますね。